「千葉のジョーカー」は京大出身の起業家だった。意外と真面目な素顔に迫る
政治家は名前を売るのが仕事
――今後の予定は?
河合:7月4日投開票の都議選に葛飾区から出馬し、そこでも名前や政策を多くの人に知ってもらいたいと思います。その後、11月に予定している葛飾区議選に出馬して、区議選での当選を目指しています。
あと、私が党首を務める「愛の力で婚姻率低下・LGBT等差別・動物殺処分の問題解決をする党」には数人の党員がいるので、仲間たちに八潮市や船橋市の市議会選挙に出馬してもらい、党の勢力を伸ばしていきたいです。
――売名行為という批判については、どう思いますか?
河合:政治家というのは名前を売るのが仕事なので、法律を守って活動しているなら、批判されることではないと思います。選挙は、結局は人気投票で決まる部分も大きいですよね。候補者が少なくて選択の余地がない選挙よりも、多種多様な人のなかから選べる選挙のほうが、有権者にとっても良いのではないでしょうか。
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一見すると“個性的すぎる泡沫候補”だが、実は葛飾区議選の当選を目指して戦略的に活動していることが分かった。戸田市議選(埼玉)で当選したスーパークレイジー君の例もあり、「キテレツに見えても実は真面目」ということが有権者に伝われば、多くの支持を集める可能性があるのかもしれない。
<取材・文/西谷格>
【河合悠祐】
1981年生まれ、京都府出身。京都大学総合人間学部卒業、同志社大学大学院司法研究科修了。株式会社River junction代表取締役、YouTuber。2021年の千葉県知事選挙に出馬し、奇妙なスタイルやパフォーマンスで注目を呼んだ
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