アプリ婚の若き夫婦が語る「親には言いづらかった」結婚までの道のり
緊張の初デートで互いに好感を持つ
緊張の初デートは新宿の焼肉屋。アプリ内でのメッセージで互いに“肉好き”だと判明し、仕事終わりに食べに行く約束をしたという。
「焼肉を食べているときに気遣ってくれたので、『やさしい人だな』と思いました。あとは、背が高いところも良かったですね。私が164cmもあるので」(みどりさん)
食事中に気配りできる俊太さんのやさしさと、183cmある背格好に惹かれたというみどりさん。一方、俊太さんはみどりさんのことをどう思っていたのだろうか。
「めっちゃかわいい子だなって思いましたね。焼肉食べてる姿もかわいかったです(笑)」
互いに好感を持ちながら、初デートはつつがなく終了。2人は、それぞれの帰路についた。
付き合ってから価値観の“ズレ”は?
中野で“昼飲み”をした2回目のデート後、2人は正式に付き合うことに。2018年10月のことだった。
「デート中に『私のこと、どう思っているんですか』と聞かれたのが告白するきっかけで。デートが終わったあと、電話で『付き合ってください』と伝えました」(俊太さん)
「どれだけ真剣に考えてくれているのか知りたかったんですよね」(みどりさん)
マッチングアプリは、出会ってから付き合うまでの期間が早い傾向にある。一方で、付き合ってから価値観の“ズレ”に気付き、早々に破局してしまうケースも少なくない。2人の場合はどうだったのだろうか?
「2人ともインドアでお酒好きだったので、付き合った当初からとても気が合いました。デートは週に1回、どちらかの家でお酒を飲みながらゲームをしたり、ダラダラしたりするだけで。たまに水族館に行ったりもしましたけどね」(俊太さん)
アプリで「趣味の合う相手」を見つけられたことが奏功し、飾らない付き合いができたようだ。自然体な付き合いを続ける2人は、いつしか結婚を意識するようになっていく。