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歌舞伎町よりすごい?新大久保に緊急事態宣言下でも若者が集う3つの理由

ビジネス

24時間営業の韓国料理店が立ち並ぶ「イケメン通り」

 冒頭の歌舞伎町で働く男性は「新大久保は夜になっても人でいっぱい」と教えてくれたが、テイクアウトの店もコスメショップもアイドルグッズ専門店も、もともと深夜まで営業している店ではない。22時30分を過ぎると、ほとんどの店舗がシャッターを下ろす。

 22時頃、新大久保の「イケメン通り」と呼ばれる道に入ると、「24時間営業」と看板に書かれた韓国料理店の前に、15人ほどの行列ができていた。その中の客のひとりである20代の女性はこう教えてくれた。

大久保

緊急事態宣言発令中も客があふれる24時間営業の居酒屋

「ここは今でも24時間営業なんですよ」

 イケメン通りには24時間営業と書かれた韓国料理店がほかにもある。前出の店とは別の2店舗に聞いてみると、「今も24時間営業です」とのことだった。行列ができているのだから店の中はもちろん満席である。中を覗いてみるとテーブルの間隔を開けるなどの対応は見られなかった。

大久保

女性客が行列を作っていた。これがコロナ禍…?

 イケメン通りから大久保通りに戻り、両側に立ち並ぶビルをよく見てみると、営業を続ける韓国系飲食店がちらほらと見られた。そのうちの1店舗をネットで検索してみると、「営業時間は20時まで」と記載されていた。電話をしてみると、「今の時間帯は電話に出られません」とのアナウンスが流れた。

 ビルの2階にあるその店に直接行ってみると、1階の階段まで行列ができており、80席くらいはある広い店内は若い女性たちで満室。店員に営業時間を尋ねると、悪びれる様子もなく、「変わらず24時間営業です」と言っていた。

 緊急事態宣言下にもかかわらず繁華街を飲み歩く若者たち、時短要請に応じず深夜まで営業する経営者。どちらにもそれなりの言い分があるのかもしれないが、今はまだ我慢の時期ではないだろうか……。

<取材・文・撮影/bizSPA!取材班>

bizSPA!フレッシュ編集部の記者(編集者)が、20代のビジネスマン向けに、気になる世の中の本音や実情を徹底した現場取材で伝えます。

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