対面のボードゲームがブーム再燃。婚活や研修に、対戦カフェもある“アナログの魅力”
やはり、リアルのほうが面白い
毎年1000種類以上の新作が全世界で発売され、人気のゲームは世界大会も開催されている。海外では賞金が出る大会もあるようだ。
「ヨーロッパは中世の貴族もボードゲームで賭けて遊んでいた歴史もありますし、ファミコンや漫画よりもボードゲームで子どもが遊ぶ文化が昔からあるんですね。中でも盛んなのがドイツで、ボードゲーム作家さんも多いです」
ひと昔前はボードゲームというと麻雀や人生ゲームくらいしか選択肢がなかった気もするが、テレビのバラエティ番組で人狼が流行り、その他のボードゲームも身近になった。ボードゲームならではのアナログな魅力があるようだ。
「ボードゲームってスマホアプリに転換してリリースされることもありますし、『ボードゲームアリーナ』というオンラインでボードゲームがいっぱい遊べるサイトもあります。オンラインゲームでできるゲームもありますが、リアルでやるのと比べたら面白さが全然違います。麻雀と同じですね」
毎年のように結婚式に呼ばれる
ちなみに、ゲームを一緒に遊ぶことで初対面でも仲良くなりやすく、相手の性格などもよくわかるため、実際にカップルが成立するケースも決して珍しくないという。
「コロナ前には『街コンジャパン』さんと組んで“ボードゲーム婚活”を週1ペースで開催していましたね。ボードゲームの愛好者は学生さんなど20〜30代と若い方も多く、出会いのきっかけには良いと思います。また、『one』では『ゲーム会』というイベントを毎月やっていて、そこで知り合ったカップルが年に1組くらい結婚していて。僕も毎年のように結婚式に呼ばれていました」