不登校YouTuberゆたぼんのパパが衆院選に出馬「選挙は冒険や!」に透ける背景
出馬しても結果は予測できる?
しかし最大の問題は、中村氏が当選する可能性がかなり薄いことだ。
選挙区は未定とのことだが、現実的なのは居住地の沖縄だろうか。辺野古基地移設など諸問題に対するリーダーを求める有権者の皆様は、ネット上でアンチやひろゆき氏とわちゃわちゃして不評を浴びる41歳を支持して現実逃避するほど枯れてはいないはず。たとえ与野党が強力な候補者を擁立しなくても結果は予測できる。
じゃあ、沖縄選挙区じゃなければいけるのかって? いや、そんなの私に聞かれても困るよ。
比例代表制もあることだし可能性はゼロではないだろう(知らんけど)。暴走族の副総長も務めたというそのリーダーシップで、この国の教育を引っ張る気概をアピールし、険しい壁に敢然と向かう姿を見せて欲しい。ボクシングでモハメド・アリがジョージ・フォアマンを破り、ラグビーW杯で日本代表が南アフリカに勝った例だってある。奇跡は信じた者にしか起こらない。
健闘を祈ると同時に、中学校に行かずに暇を持て余すゆたぼん君からの動画での大声援も受けた結果、それが公職選挙法に触れるかのひと悶着を起こして話題になるという様式美だけはどうか忘れないようにお願いしたい。その期待感だけでも、ネット民はパパの大冒険を微笑ましく見守ることだろう。
<TEXT/黒猫ドラネコ>