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転職報告で上司の“ウザい引き止め”を突破する方法

学び

転職ブロックはある意味で「踏み絵」

男性

 ここで、もし上司が強く反対し、さらには罵声を浴びせてくるようなことがあれば、むしろ「辞めて正解だった」と考えましょう。

 私も多くの転職支援を行なっていますが、円満に退社した人が大半ですが、そうではない人もいました。それでも、最終的に自らの意思を通しています。

 上司による転職ブロックは、ある意味で「踏み絵」のようなもの。ここを強い気持ちで突破できなければ、残念ながら転職を成功させるのは難しいでしょう。

 逆に、「自分で選んだキャリアを歩む覚悟があるのか」という自らへの問いに「イエス」と答えられるのであれば、新たなキャリアに進むにふさわしいタイミングなのかもしれません。

<TEXT/高本尊通 構成/小林義祟>

1972年3月7日生まれ。大学卒業後、パソナに入社。大手特別法人営業グループ責任者を経て、企画、アライアンス、業務改革担当として活躍後、2004年、株式会社プロフェッショナルバンク設立に参画。これまで約7000人あまりのキャリアに携わり、特に30代、40代の転職市場の現場に長く携わってきた。2012年にビズリーチ社の「日本ヘッドハンター大賞」、同年から2年連続で「リクナビNEXT AWARDMVA」を受賞するなどし、16年にはビズリーチ社によるヘッドハンターランキングで約1500人中第1位を獲得している

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