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毎月160万円もの不労所得が…「廃墟不動産投資」達人に聞く、ノウハウと極意

コラム

 日本全国にある空き家の数は、なんと800万戸以上。廃墟同然のボロ家でも、安く手に入れ、うまく活用することで、着実に利益を生むことができるという。そのコツとは?

廃墟不動産投資

今にも倒壊しそうな廃墟にも一定のニーズはある。相場より安く提供することで、入居者は買い手は比較的容易に見つかるという

最低条件は利回り100%。廃墟不動産投資のカラクリ

 不動産投資は一般に利回り6〜10%が成否の分水嶺と言われているが、それ以上の利回りを誇る、ニッチな分野が存在する。それが、廃墟不動産投資だ。「利回り100%は最低条件で、200%超えも実現可能」と豪語するのは、廃墟不動産投資の発案者である村上祐章氏。驚愕の高利回りを可能とするカラクリとは?

「廃墟同然の空き家をほぼそのまま賃貸に出し、入った家賃の半分をオーナーにペイします。通常の不動産投資と違うのは、オーナーから物件を借り、それを“又貸し”するという点。入居者が決まるまで、こちらもオーナーに家賃を支払わなくてもよいという契約を結んでいるため、不動産投資につきまとう空室リスクは一切ありません

 現在平均月4万円で貸して2万円が入ってくるので、物件一件あたり1年で24万円の純利益が生まれます。そのままではどうしても人が住めないという場合のみやむを得ずリフォームしますが、かけても最大50万円。それでも利回りは100%を超えています」

家賃を抑えて、狭いニーズを拾う

不動産投資

※画像はイメージです

 1件当たりの月単価はそれほど高くないが、そこは量で勝負。村上氏は始めて5年で80件を運用。毎月160万円もの不労所得の獲得に成功したという

「固定資産税分を相殺できればいいと考えるオーナーさんは多く、空き家放置によるクレームを恐れているため、安い賃料でも比較的すんなりと契約できます。私の場合は近隣住人から廃墟のオーナーを聞き出して直接交渉するのが基本ですね」

 とはいえ、ボロボロの廃墟に借り手など見つかるのだろうか?

「とにかく家賃を安くすることで、お金のない方はもちろん、お子さんの多いご家族に支持されています。ペットの問題で家探しに困られている方やDIYが好きな方などもよくいらっしゃいます。入居率は7〜8割ですが、ニッチなニーズを満たすため、一度入居すれば定着率も高い傾向にあります」

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