“イメチェンのプロ”に31歳非モテ男子を託してみた。すぐできるオシャレテクも
しぶやさんのキャリアが気になる
顔剃りへと進むなか、話題はしぶやさんのこれまでのキャリアの話へ。現在、26歳のしぶやさんの人生は波瀾万丈なものでした。
地元・福島の高校を卒業後、金銭面の問題もあり、働きながら系列の専門学校に通える神奈川の美容院に入社。その後、着実に力をつけ、22歳のときにはヘアファッションコンテストで優勝を飾ります。順風満帆に思えますが、しぶやさんの中にはある不満が……。
「この環境にいてもこれ以上、伸び代がないなと思ったんですよね。それで23歳のときに、美容院を辞めて旅に出ました。その後は、『一日5円でなんでもします』と企画を立ててみたり、友人の誘いで不動産の営業になったもののノルマを達成できずスタンガンで脅されたり、六本木の高級キャバクラで黒服として働いたり、派遣のSEとして日立で働いてみたりしました」
そうした紆余曲折を経て、外見コンサルタントとして活動しているしぶやさん。現在は、フリーランス理容師として活動しながら、非モテ男性向けにモテ指南をおこなう「男塾サロン」の運営などにも携わっています。
「過去のどの経験を欠いても今の自分はなかったと思います。美容院はもちろんですが、不動産営業ではビジネスを、キャバクラでは接客を学べて、確かに今の自分の力になっていると感じています」
ネイビーのスーツを小粋に着こなすしぶやさんの意外な過去。「近道は遠回り」という言葉もありますが、月並みながら人生において無駄な経験はないのだなと素直に感じました。
ヘアセットはワックスではなくドライヤーで!
さて、そうこうしているうちに眉剃りが終わりました。
あれ? カッコよくなってる! 眉が変わるだけで不思議と目も大きくなったように感じます。
続いて、ヘアセットです。思春期に初めてのワックスで、クソダサ髪になった経験のある人も少なくないはず。注意すべきポイントはどこなのでしょうか?
「実はワックスで髪型を作ろうとするのはNG。ワックスは最後の最後、髪に束感を出すために使います。では、どうやって髪をセットするのかといえば、使うのはこれ、ドライヤーです」
髪には金属と同じように熱を加えることで柔らかくなる性質があるんだとか。その性質を利用して、ドライヤーで熱を加えながら髪型を理想の形に近づけていくのが、ヘアセットの基本です。
とはいえ、基本的にはつむじを中心に放射状に乾かすだけでOK。きちんとカットされた髪型であれば、自然と美容院で切ってもらった後のようなヘアスタイルになるそうです。