部下を「ほめるだけ」の上司のもとで、優秀な人材が育たないワケ
プロフェッショナルメンタリストをしております、ロミオ・ロドリゲスJr(@mentalistromeo)です。
会社組織にいると、毎日同じ面々と顔を合わせることになり、相手の短所などが目に付き始めるのではないでしょうか。特に20代で会社に入社し、数年経ち組織に慣れ、徐々に部下ができるポジションになると、まだ精神的に余裕がないうちは、さらにこの習性に拍車がかかります。
長所と短所のバランス
問題なのは、ほかの人も同じく、あなたの短所にも目が付き始めるということです。これは心理学の世界では「ネガティブ効果」といい、人は長所と短所、または良い知らせと悪い知らせを聞いたとき、後者のほうが記憶に残るためです。
その理由はシンプルで、人間がまだ狩りをしていたころから、危険に対する感覚が敏感になっているのが原因といわれています。
さらに問題になってくるのが、この短所が目につくと、今度は長所が見えなくなってしまうというデメリットがあります。つまり、たったひとつの短所で「あなた」という人物が評価されてしまうということです。では、どうすればいいのでしょうか?
簡単な話、短所は隠せばいいのです。他人から見て、あなた自身のどんなところが気になるのか、どんなところに相手が短所に感じているのか理解できればいいのです。
人間関係を良くするには?
今回は、他人に聞くのが恥ずかしい方のために、自分自身でもすぐに短所を見つけることができる方法をお伝えしたいと思います。
それはあなたの「長所」を裏返しすればいいのです。たとえば「他人に優しい」というのが長所だとすれば、きっと仕事面で部下に厳しくするのは苦手なはずです。時にはその厳しさが必要にも関わらず、それができていないと、上司からは「リーダに向いていない」と烙印を押されてしまい、短所として認識されてしまうのです。
このように自身の短所がわかれば、それを隠してください。前例だと、「厳しくない」というのが短所ですから、そう思わせないようにするために行動をするということです。これだけで短所が目立たなくなりますので、長所と短所のバランスは良くなっていきます。