遅刻癖のヒドい友人に、ふだんは温厚な友達が「ブチギレLINE」を送るまで
時間にルーズな人というのは周囲からの信頼を失いがちです。たとえ仲の良い友人同士でも遅刻を繰り返すと関係が壊れてしまう場合も。今回は、そんな時間にルーズな仲間を持った男性のエピソードをご紹介します。
バンドの遅刻魔に不満
都内で派遣の仕事をしながらバンド活動をしている秋山拓巳さん(仮名・23歳)。秋山さんを合わせて5名のバンド仲間も全員同い年で、個性的なメンバーながら仲良く活動していました。しかし、ベース担当であるEさんには秋山さんはじめメンバーが困っている癖があったのです。
「メンバー全員が結成する前からの友人なんですが、Eくんはその頃から遅刻グセがひどくて。スタジオ練習の日なんか、2時間中1時間遅刻してくるのがザラ。ひどいときは終了15分前に来てメンバーがイライラなんてこともありました」
Eさんは毎回練習に遅刻してくるため他のメンバーの練習もうまく進まないことがあり、全員が困っていたのです。もちろん遅刻するたびに注意をしていましたが、反省する素振りをみせることもありませんでした。
遅刻するメンバーに嘘の時間を
あまりにもEさんの遅刻が目に余るため、ある時メンバーの1人がスタジオ練習時刻を「1時間前倒しで伝えよう」と提案してきました。ほぼ時間通りに来たことがないEさんにはそれくらいしてもいいだろうということで、満場一致で実行することになったのです。
「なんででしょうね。そういうときに限ってEくんがスタジオに来たんですよ。グループLINEに『予約が1時間後になっている』という連絡が来て、僕だけじゃなく全員が焦りました。仕方なくそこでネタばらしをしたんですが…」
嘘の時間を伝えられたと知ったEさんは、怒りをあらわにし、「時間をムダにした」「お前らのことは信用できない」など言いたい放題。それを見てイラッとした秋山さんは、自業自得だと返信しようとしました。