子育てにプロテインはアリか?子供をスポーツ選手に育てるために必要な3つの要素
家庭科と保健体育は一緒に学ぼう
庄野:今こういう話になってくると、どうやら知成さんの矛先は教育者ですね。
植田:世間の人にとって知識のバージョンアップって時間がかかるんですよ。「だって、そんなの興味ない」っていう声が大多数ですから。だから知識のバージョンアップって、こういう記事を敏感に見てくれる方が広めてくれるんだと思います。特に教育関係者の方は見てくれていると思うんですよね。
庄野:今の教育者にどういうところを伝えたいですか?
植田:最低限の栄養学の知識とウエイトトレーニングの有用性ですよね。家庭科の授業で教えてもらいませんでしたか? 3大栄養素、5大栄養素って。でも結局、身についてないじゃないですか。
庄野:家庭科と体育を一緒に学んだほうがいいですよね。
植田:家庭科と保健体育は一緒に学びましょう。今回、僕が伝えた知識を、教育現場の方々から、子供たちや親たちにちゃんと伝えていただきたいです。
まずは運動する習慣をつけさせる
庄野:子供を持つ親のみなさんは、お子さんが小学5年生くらいになったら、スクワットからトレーニングをするのが、身長を伸ばせてオススメです。小学5年生を待たずして、プロテイン、つまりタンパク質を摂ったほうがいいんですよね?
植田:タンパク質は全然とってもいいと思います。僕は自分の息子にプロテイン飲ませていますから。ただ、まずは運動させるっていう習慣をつけさせるのが重要かなと思います。だから運動と栄養、あとは睡眠です。結局は成長期の時からしっかり、この3つの要素(運動・栄養・睡眠)を習慣化させるっていうのが重要です。
庄野:ありがとうございました。では今日もトレーニングお願いします!
植田:はい!
【今日のトレーニング】
ベンチプレス30kg 15回×3セット
バタフライ20kg 15回×3セット
ラットプルダウン22.5kg 20回×3セット
バックハンドラットプルダウン22.5kg 20回×3セット
フェイスプル20kg 20回×3セット
<TEXT/百合なな イラスト/どろん>
【庄野数馬】
プロアナウンサー(元山口放送・テレビ大阪アナウンサー)、ナレーター、実況者、司会者、話し方講師、プロインタビュアー。局アナ時代、プロ野球などのスポーツ実況をする傍ら、報道番組のメーンキャスターを勤める。NNSアナウンス大賞・新人賞他受賞
【植田知成】
栄養学と生理学の知識を身につけ、自らの身体で実践した経験を基にダイエットサポートを行う。フィジークコンテストやボディビルコンテストへの出場や、様々なイベントなどに参加し、自らの身体をアピールして、カッコイイ体や健康的な体作りをする人を増やす活動を行っている。「全米ストレングス&コンディショニング協会認定パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)」資格所持。「BEST BODY Japan2013 チャレンジカップ」ミドルクラス優勝など受賞歴多数