子育てにプロテインはアリか?子供をスポーツ選手に育てるために必要な3つの要素
子供に筋トレは何歳からさせてよい?
庄野:日本の野球少年だと、甲子園球児でも、ひょろ長い子が多い印象があるんですよね。筋トレっていつからやっていいんですか?
植田:筋肉をしっかり肥大させるための運動に関しては、中学生くらいからやり始めてもいいと思います。個人的には小学校5年生くらいからやり始めてもいい。小学生でも、自分の体重のスクワットを1日20回、3セットくらいなら、成長に全然問題ないですし、むしろ実はスクワットって大腿骨の骨端線(こったんせん)が刺激されて、成長するんですよ。
庄野:え? 身長が伸びるということですか?
植田:そういうことです。
庄野:スクワットをしたら身長が伸びる?
植田:これはマジで論文ありますからね。ちゃんと栄養を補給した上で、成長期にちゃんと下半身の大腿骨を刺激させるってことは理にかなっているんですよ。
1日15グラムのプロテインを飲むだけでも
庄野:栄養補給というと、私の幼少期は、プロテインを飲む文化がなかった時代で、「どんぶり飯を2、3杯食え」って、吐くほど食べていたんです。昔、私はサッカーやっていたんですが、あれが苦しくて。吐くほど食べるのは成長には大事ですか?
植田:いやいや、炭水化物じゃん。炭水化物そんなにとってどうするの。タンパク質とろうよ。
成長期に1番重要な栄養素ってタンパク質ですよ。タンパク質は骨も作るし、筋肉も作るし、皮膚も、爪も、髪の毛も……全部タンパク質ですから。小学生くらいだったら1日15グラムのプロテインを飲むだけでも全然違います。
庄野:当時の指導者を批判するつもりはさらさらないですけども、その時にもうちょっとタンパク質の大切さを教えてくれていたら、もう少し強い体になっていたかもしれませんね。
植田:しゃーないです。それは当時、深い栄養の知識がなかっただけですから。