「若い女を使えば人が集まる」上司の“女性軽視LINE”に若手社員はドン引き
LINEの内容を上層部に報告
そんな発言を繰り返す上司に若手社員がうんざりしているのは明らかで、ついにある日そのうちの1人がLINEの内容を上層部に報告。その報告を受けて、グループメンバーに聞き取りなどがおこなわれました。
「上層部は内々で収めたかったでしょうが、外部とのやり取りも多い会社なので、どこからか社外の人にもその情報が漏れてしまい、大きな問題になってしまいました。一時期はそのイベントを他社に任せるという話まであり、僕たちもある程度最悪の結果を覚悟し始めていました」
会社の危機的状況になっても、Gさんはそこまで自分の発言を反省した様子ではなく、むしろ「大げさだ」と突っぱねていました。しかし、それから少ししてGさんは企画のグループから退会させられ、その企画からも外されることになったのです。
上司がいなくなり良い雰囲気で
そして事態を重く見た上層部は、Gさんを降格、そして左遷することを決定し、程なくして会社を去っていきました。
「ここまでわずか2週間くらいの出来事だったのですが、その間、営業担当や外部とのやり取りをしていた社員が昼夜問わず謝罪に走り回っていて本当にかわいそうでした。そのおかげでなんとかイベントをうちで継続できるようになって、彼らには頭が上がらないですよ」
Gさんが去ったことで企画メンバーのグループLINEは良い雰囲気を取り戻し、自由にたくさんのアイデアを出せるようになりました。もちろん問題発言をする人もおらず、企画は順調に進んでいったそう。
「本当なら僕がもっときちんと上司に報告するべきだったんですが、いろいろ考えてしまって対応が遅れたのは申し訳なかったです。上司だからといって問題発言を見過ごしてはいけないですし、もっと若手の手本になるような行動をしようと改めて思った出来事でした」
<TEXT/つる>
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