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吉野家のからあげは“重量級”。大手外食チェーン3店のからあげをマニアが比較

暮らし

なか卯:京風うどんと相性よし

 丼ものやカレー、京風うどんなどでおなじみの「なか卯」には、「竜田あげ」(3個・120円)のほか「新からあげ」(5個・300円)と、その両方味わえる「ゴーゴーからあげ」(各5個・450円)があります。このゴーゴーからあげを「はいからうどん」(並・290円)とともにいただきました。

なか卯

 出てきたゴーゴーからあげ、竜田あげと新からあげが各5個。どちらも色合いが違います。ゴーゴーからあげはディップするソースを、カレーケチャップorうま塩だれからセレクトできます。今回はうま塩だれで。

なか卯

 まずは竜田あげからひと口。ザクザクした食感の衣です。2~3回噛むと、しょうがの風味が口の中にグワッと広がります。それもさわやかな風味。やわらかい肉とザクザク系衣の歯ざわりのギャップがいいですね。

 続いて新からあげ。こちらの衣はカリッと食感です。味付けはあっさりめのしょうゆ味ですが、肉のうま味が時間差で迫ってきます。ちょっと香ばしい風味と肉汁たっぷりなのが嬉しい。

つゆにひたして食感チェンジ

なか卯

 ここでうま塩だれを付けてみます。トロリとした甘じょっぱいタレで、これは竜田あげとよく合う! あっさりした味が引き締まり、軽い酸味も加勢して食欲を刺激してくれます。

 そしてはいからうどん。さっぱりした京風うどんですが、出汁のうま味がじわじわくる美味しいつゆ。うどんはツルッとした歯ざわりでのどごしもいい。からあげを食べつつすする京風のつゆ。実にいいコンビネーションです。

なか卯

 さて、ちょっと“禁じ手”を。竜田あげをうどんのつゆに軽くひたして食べてみます。これがけっこう美味しい! 衣につゆがしみて、味変だけでなく、ちょっとやわらかくなった食感も楽しい。

 意外に思うかもしれませんが、からあげと汁物の相性のよさは、からあげ好きの間では常識。最近はからあげ入りのラーメンやそば、鍋料理、からあげ版のひつまぶしもあるほどです。これはかなりイケますね。丼ものでなくうどんを選んで正解でした。からあげ入り京風うどんの登場を期待してしまいます。

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