ゴキブリがアパートで大量発生!上京サラリーマンの引っ越しトホホ話
自分の部屋から気になるニオイが…
「昨年の2月、コロナが徐々に騒がれだしてきて、僕も彼女も飲み会を控えてくれと会社から言われました。彼女ともしばらく会えなくなるので荷物を持って帰り、久しぶりに自分のアパートで何日も過ごすことに。普段は帰って寝るだけの生活だったから気づかなかったのですが、ベランダでタバコを吸っているとなんだか異臭がするんです。
うちのアパートは換気口がベランダにあるんですが、どうやら隣の部屋の換気扇からニオイが漏れてきているようで。前まで隣は空き家だったのですが、知らないうちに引っ越してきたそうです。それからしばらくして隣人と廊下ですれ違うことがあり、お婆さんということが分かりました」
最初は隣人が料理していて、換気口のニオイと混ざっているのかな……と思ったと斎藤さん。しかし、4月に入り全国的に緊急事態宣言が発令されたことで事態は急展開を迎えます。
悪臭に加え、ゴキブリも大量発生!
「うちの会社もテレワークを導入して、営業の日だけ出社するようになりました。さらにステイホームで部屋に閉じこもることが多くなったのですが、日に日に悪臭がひどくなっていくんです。窓を開けると僕の部屋までニオイが入って来るようになってきて、窓を一切開けられない……という生活が続きました。管理会社にも相談したのですが、コロナ禍だからかロビーに注意書きをした張り紙をするだけで解決にはなりませんでした」
そして、さらに悲惨な出来事が……。
「隣人は部屋の前の廊下に食料か何かを入れた箱みたいなものを置いていたのですが、それにゴキブリが大量発生してたんですよ! 僕の部屋にも入ってくるようになり、苦手な僕は夜中に絶叫しながらゴキブリと格闘するハメに……本格的に引っ越しを考えるようになりましたね」
しかし、アパートの状況は一向に良くなりませんでした。宣言が解除されて感染状況が少し落ち着いてきた2020年秋、ついに斎藤さんは引っ越すことにしたのです。