人生に迷った時、“最後に幸せになる人”が選ぶ道の共通点
幸せな人は正解を探そうとしない
その逆もあるでしょう。第一志望の会社から内定がもらえてすごく嬉しかったけれど、入社後まもなく会社の方針が大きく変わり、やりたいことが全然できなくなった。
素敵な人と付き合えたけれど、数か月もしたら顔を会わせるたびに喧嘩するようになり、大好きな人が大嫌いな人になってしまった。一見すると幸せに思えるような出来事が、のちの不幸につながっていたこともあると思います。
人生を長い目で見ると、正解も不正解もありません。ただ、異なる体験があるだけです。幸せに生きている人は、どこかでそれを学んでいます。だから、目の前に選択肢が現れた時、正解を選ぼうとするのではなく、自分がどうしたいか、何を体験したいかで決めるようにしているし、自分が選んだものが正解となるように努力しているのです。
ただ、自分がどうしたいか考えているうちにわからなくしまったり、どちらでもいいけれど決めなければいけないというケースもあります。そういうとき、幸せな人が使っているのが直感です。
大事なことほど直感を使って決める
直感は、一言で言うと、ひらめき、インスピレーションで、誰にでも備わっています。あなたにも、あれこれしばらく悩んだ後、ふと気が緩んだときに、「あっ、こっちだ!」とひらめきを得た経験があるでしょう。この直感で、会社に残るかどうか、恋人と結婚するかどうかなど、どちらにするのか決めるのです。
これまであまり直感で決めるということしていない人からは「えー、そんな大事なこと、とても直感で決められないよ!」という声が聞こえてきそうです。そういう人は、直感を頼りないものだと思っているのでしょう。でも実は、僕たちの思考だって頼りないものです。
どんなにリサーチしたところで、現代のように情報が溢れる時代、すべてにアクセスできるわけではありません。結局、思考というのは、自分が知っていること、経験してきたことだけから導き出した答えであり、どんなによく考えても、部分最適に過ぎないのです。
ところが直感は、自分が全く知らない情報も含めて、ベストなメッセージを送ってくれます。だから、直感を受け取ったときには、なんでそっちなのか、自分ではわからなかったりすることがよくあります。それでも、直感に従って動いているうちに、「あぁ、こういうことだったのか!」となるのです。