夜な夜な「Clubhouse漬け」の夫に妻がブチギレ。逆鱗に触れた“とっさの一言”
電話のような感覚で気軽に話せるゆえに
耳元のイヤホンマイクで、電話のような感覚で気軽に話せるのもClubhouseの醍醐味だ。ただ、それがあってか、ついつい話も弾み、壁の薄い賃貸物件の1室であることも忘れてしまう。
日に日にその時間が増えていたある日、トイレに向かおうと1枚の障子をはさんだリビングを通ろうとしたところ、妻が “暗殺者”のようないつになくギロッとした鋭い目線を向けていた。困惑しながらも恐る恐る「どうしたの?」と聞いたら、妻からは「うるせえ」という一言が返ってきた。
いや、何に対して言っているのかは明白。旦那が夜な夜な、自分からは顔が見えない誰かと、意気揚々と話しているのが不快に思われるのは、逆の立場になれば分かり切ったことだった。さらに、妻は「あんなふうに考えてたとは知らなかった…」という一言をつぶやいた。
Clubhouseへのめり込むがあまり、筆者は無意識に失言をしていた。仕事とプライベートの両面でアイドルを追いかけている筆者は、妻と共に、コロナ禍となる前はライブにも頻繁に足を運ぶ人間だった。ただ、趣味の絆があるからといって、すべての嗜好が合うわけではない。アイドルファン同士というのは、ときに、推すメンバーやグループがすれ違う場合もあるのだ。
とっさに放った“一言”が妻の逆鱗に…
じつは、アイドルファン同士でのClubhouse上の会話で、筆者は某グループについての会話に興じていた。片手でビールを飲みつつ、気分よく「あの曲いいよね」とか「あのメンバーはこの瞬間がよくて…」と盛り上がっていた話は、どうやら妻の逆鱗にふれていた。
しかし、さらなる問題もあった。じつは当初、Clubhouseを楽しむときは事前に妻へ「ごめん。しゃべってもいい?」とお伺いを立てていた。ただ、そこは自宅であることも忘れて、趣味の話に没頭していた愚かな筆者。
調子に乗るがあまり、いつのまにか妻がいることも忘れて、彼女の嫌いなグループについて「こんなふうに大手を振ってしゃべれるようになってよかったよ」と、ポロッとこぼしてしまっていたのだ。
その後の筆者夫婦の様子については、みなさんの想像に任せたい。ただ、反省もあり、筆者の家庭ではいくつかのルールを設けた。