26歳看護師兼モデル「PCR検査センターと自撮りモデルを両立しています」
コロナで収入が減少したせいで、サラリーマンの副業人気が高まっている。その一方で、副業がコロナで思わぬピンチを迎えている人もいる。
男性に比べて雇用面で影響を受けやすい女性の中には、コロナをきっかけに、掛け持ちでパート・アルバイトの仕事をしたり、専門知識を生かして女性向けの副業を始める人も多い。
会社員として働く女性が、ながら副業としてモデル活動ができるマッチングサービス「週末モデル」でも、コロナ下で新たな動きが出ているという。現役看護師兼モデルとして働く大原茉莉奈さん(26歳)と、運営会社株式会社MONOKROMに話を聞いた。
「週刊プレイボーイ賞」でモデルの道に
「緊急事態宣言でクリニックは休業になり、モデルの撮影現場は次々とキャンセルに。一時期は職を失いそうになりました」と語る大原さん。以前は大阪にある婦人科のクリニックで看護師としてやりがいのある日々を過ごていた。しかし、ある夢を諦められずにいた。
「小さいころからファッションが大好きで。雑誌やテレビでモデルさんを見るたび『いつか私もやってみたい』と憧れるようになり、その気持ちは社会人になっても消えていませんでした」
夢が叶ったのは2019年。「美少女図鑑アワード2019」に出場し、「週刊プレイボーイ賞」に選ばれたことがきっかけだ。彼女は看護師とモデル業を両立させるため、大阪から上京した。
コロナで勤務先が休業。給与ゼロに
非常勤で働ける内科のクリニックへ転職し、本業を持つ女性と企業のマッチングサービス「週末モデル」に登録。週2〜3回は看護師として、月に2〜3回はモデルとして働く生活がスタートする。
“現役看護師兼モデル”として少しずつ知名度が上がり仕事が順調に進んでいたものの、新型コロナウイルスにより、大原さんの働き方は大きく変化する。
「2月中旬から撮影の仕事が少しずつキャンセルになり、3月はついにゼロになりました。4月は緊急事態宣言のため、クリニックも休業に。非常勤は時給換算なので、出勤しなければ給与も支払われませんでした」