今は社会人として真面目に働き、身だしなみがキチッとしていても若いころからそうだったとは限りません。なかには現在とは別人のような見た目をしていた恥ずかしい過去を持ち、それをひた隠しにしている人もいます。

画像はイメージです（以下同じ）

不良グループメンバーだった過去

　田中直孝さん（仮名・29歳）はさわやかそうな黒髪短髪でスーツをビシッと着こなす大手飲料メーカー系列会社の営業マン。しかし、大学3年の就活シーズン直前までは威圧感たっぷりオラオラ系ファッションだったといいます。

「当時は『THE OUTSIDER』（※不良少年向けのアマチュア格闘技イベント）に出場する連中のような恰好をしていましたが、このころはイケてると本気で思ってました。ただ、それは自分が育った地方都市の小さなコミュニティしか知らなかったころの話。

　過去を否定するつもりはないですけど、あのころ撮った写真や動画はとても直視に耐えられません（苦笑）」

　昔からの友人には不良が多かったそうでタトゥーを入れていた者も何人もいたとか。本人は肌もキレイなままで「警察のお世話になるような悪いこともしていません！」と訴えますが、不良グループのメンバーだったのは事実。

交際半年で秘密がバレてしまった

　2年前に結婚した妻（27歳）にも最初はその過去を伏せていたものの、付き合い始めてから半年ほど経ったある日、あっけなくバレてしまいます。

「部屋に置いてあった古いスマホに入っていた若いころの画像や動画を見られてしまったんです。彼女には真面目な学生生活を送っていたと話していたもんだから『全然真面目じゃないじゃん！』って言われちゃって。その指摘があまりに的確すぎて笑ってごまかすことしかできませんでした」

　そこから彼女は取調室の刑事のごとく尋問を開始。もはや言い逃れ不可能だと思った田中さんは包み隠さず話したそうです。