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脱「生理的にムリ」な男。清潔感が高まる“身だしなみ”を専門医が伝授

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体の内側からのニオイケアとは?

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 体の内側からのケアとしては、生活習慣の改善です。加齢臭やミドル脂臭は、加齢とともに分泌される物質が原因ですが、ニオイの強弱には食べ物や生活習慣が影響しています。肉類や乳製品など動物性脂肪の摂りすぎ、喫煙、運動不足、ストレスが溜まる状態などが続いていると、加齢臭やミドル脂臭、ワキ臭が発生する割合が高まります

 野菜や果物などビタミンの多い食材を意識して食べること、お酒やタバコはほどほどにすること、ストレッチやウォーキングなど定期的な運動をすることなど、体の中からニオイを発生させない生活を心がけましょう。

 最近話題の疲労臭は、腸内環境の乱れも原因といわれていますので、食物繊維や乳酸菌食材などで腸を整えることも有効です。せっかく肌や髪を整えても、ニオイで相手に不快な思いをさせてしまっては台無しです。ニオうオジサン認定をされないよう、しっかりケアをしていきましょう。

 加齢は誰もが避けて通ることはできませんが、「もう〇歳だからしょうがない」「オジサンになってきてから仕方ない」と放置していると、肌・髪・ニオイはどんどん老化してしまいます。20代までは若さで何とかなっていても、30代、40代になるとケアをしているか・していないかで、見た目年齢に大きな差がついてきます

 いくら顔がイケメンでも、仕事ができても、コミュニケーション力があっても、ケア不足により「生理的にちょっとムリ」と思われてしまったら、好感度や仕事の評価は急降下してしまいます。見た目で損をする残念な男にならないためにも、毎日のケアで清潔感・好感度を高めていきましょう。

<TEXT/美容皮膚科医 堀江義明>

医療法人天翔会理事長。美容皮膚科医、産業医。東海大学医学部卒業。国際医学会での講演や国際医学論文の執筆を行う傍ら、自身が代表幹事を務める日本未来医業研究会において後進の指導も精力的に行っている

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