“オレ様”が好きな28歳女性の悩み。彼氏の要求がエスカレートして…
やばすぎる本性が明るみに
「罵倒してくれ」という突然の要求に、松本さんはさすがに戸惑ってしまったそうですが……。
「急に罵倒しろなんて言われても無理じゃないですか。そうしたら『なんでもできるんじゃなかったのかよ!』って怒鳴られたんです。それで、渋々やってみたんですが、彼の期待とは違っていたみたいで、『ちげえよ!』とか『下手くそが!』とか散々言われました」
特に罵倒するよう求められたのは、彼の容姿や仕事など、松本さんが長所だと思っていたところばかり。
「なんでこんなことやらされるのか意味不明なままやっていたんですが、だんだんと理由がわかってきました。彼は『こんな完璧なオレが、私みたいな何の取り柄もないような女に罵倒されている』という状況を悦んでいたんです。彼は自分好きが高じるあまり、マゾヒスト的に否定されることに悦びを見出すようになったみたいで……」
どんな扱いでも興奮する様子にげんなり
そんな彼の本性は、松本さんが求めていたのとは異なるものだったといいます。
「私がオレ様タイプに尽くしたくなるのは、能力やルックスで完璧な印象を与えてくれるからです。変態的な趣味にまで尽くそうなんて思えませんでした。
それに、オレ様な彼氏がたまに褒めたりしてくれるのが尽くす側にとっては至福の瞬間なんですが、そういうご褒美は一切くれない彼氏でした。ただただ自分のことが好きなナルシストで、自分を愛でるための道具扱いしかされないことにだんだんと嫌気がさすようになったんです」
罵倒することを幾度も求められるうちに、松本さんの気持ちは完全に冷めていきます。