同じスマホを何年使うのが得か。家電芸人に聞く、賢い買い物術
新型コロナに振り回され、誰しも少なからずライフスタイルが変化した。商品やトレンドにも新型コロナが大きな影響を与えた2020年。当然、人々の生活に密接している家電業界も例外ではない。
今回は家電芸人として知られるかじがや卓哉さんに、家計防衛の観点からスマホの選び方、ポイ活などについて語ってもらった。
2−3年で買い替えて下取りに出す手も
かつては本体代の割引が大きく2年に1回、実質0円端末に機種変更するといったサイクルも可能だったが、総務省の指示で2019年から実質0円端末がなくなったことで、スマホ本体の負担自体は大きくなっている。
「下取りに出さない人は粘るほどトクですが、いま使っている本体を下取りに出す場合、2年目、3年目、4年目と時間が経つごとに下取り価格が下がってくるので、下取り価格が高いうちに機種変更するという選択肢もあります。
2年使って下取りに出すと3万円前後になるのに、4年目以降は下取り額が下がって1万円とか、機種によっては2400円とかになるので。月額料金で割り直すと思ったより負担が少ないという事もあるんです。そこも踏まえて下取りの値段がまだ高い2~3年目くらいで、一度買い換えを検討するのがいいと思います」
毎日持ち運ぶものだからこそ…
機種変更による端末補助金やキャッシュバックがなくなったことに加え、最近はスマホの性能も良く、2年以上経っても性能的に何も問題ないモデルが多い。そのため3年、4年以上にわたって同じ機種を使い続ける人も少なくない印象がある。
「15万円台のモデルもあるので、スマホ選びに関しては予算を踏まえて考えるのが一番です。僕の場合、今でこそ仕事の関係ですぐ買い替えている面もありますが、実は10年以上前から毎年買い替えています。
テレビなら1週間にちょっとだけ観る人も、1日10時間以上観る人もいますが、スマホは多くの人が毎日持ち運ぶものだし、使用時間も長いので個人的にはお金をかけてもペイできると考えています。1日あたりの計算で考えたら、それなりの値段を出してもいい家電だとは思います。さすがに皆さんは毎年買い替える必要はないと思いますが(笑)」