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淵上泰史、ガンバ大阪ユースから俳優の道へ。自分支えた「見返したる!」の精神

暮らし

とある先輩俳優が車で送り迎え!?

淵上泰史

――リハや実際の撮影での共演者の印象を教えてください。

淵上:僕はみなさんと「初めまして」でした。役者としてのキャリアも僕が一番子どもみたいなもので、みなさん百戦錬磨の方ばかりです。そこで、なんとか抗っていかないとなって思いました。主演の東山(紀之)さんはすごく気さくな方で、芝居以外のことも色々お話しました。サッカーの話もしましたし、番組でMCをされているので、そうした話もしました。

――鈴木保奈美さんとは、劇中、トイレで2人きりのシーンがあります。

淵上:映像としては映ってないかもしれませんが、アイルランドの地図のポスターが貼ってありました。以前、妹が住んでいたこともあって僕が初めて行った外国がアイルランドなんです。

 保奈美さんもアイルランドがお好きだそうで、そんな話で盛り上がりました。常盤貴子さんと木南晴夏さんはパンがお好きということで、僕の父がパン職人ということもあって、パンの話をしましたね。

――パン職人なんですか! 知りませんでした。

淵上:田口浩正さんは僕が子供の頃から見ていて好きだった映画にたくさん出られてました。たとえば『シコふんじゃった』。とても面白い役をされていてすごく印象に残っていたので、感想をお伝えしたり、当時のことをうかがったりしました。

 益岡徹さんは帰る方向が一緒と言う事もあって……僕は初め電車通いでしたが、益岡さんから「淵上くん、僕は車だから良かったら乗ってく?」と誘って頂いて、そこからいつも行き帰りは一緒で、送り迎えしていただいてました。お芝居の話はもちろん、プライベートのお話もたくさんさせていただいて、すごくお世話になりました。

連ドラ初レギュラーに緊張して寝坊

スマホ

――今回、スマホの存在からみんなの秘密がバレてしまい、トラブルに発展していきますが、スマホに限らず、淵上さんのこれまでの失敗を教えてください。

淵上:初めて連ドラでレギュラーを務めさせていただいたときに、朝の4時半入りだったんですけど、起きたら4時40分だったことがあります(苦笑)。

 すごく緊張して眠れなくて、そしたら朝方にぐっすり眠っちゃって。起きたらマネージャーさんから鬼のような電話が来ていました。撮影には間に合いましたが、予定の入り時間には遅れてしまいました。それくらいでしょうか。

――ガンバ大阪のユースチームから転向したこともあって、淵上さんはデビューが2011年と遅いですよね。

淵上:いきさつが複雑で変わっているので、話せば長くなりますが(苦笑)。茨城県の流通経済大学に進んだのですが、洋服が好きで、大学1年の時から原宿や青山、表参道などに出掛けていました。

 買えもしないのに何度も青山のコム・デ・ギャルソンに赴き、試着したりして。その時に、ある事務所の社長に声をかけていただいたことが、この道に進む全ての始まりです。

 その社長と、当時コム・デ・ギャルソン青山店に勤めていたスタッフが繋がっていまして、その方にも可愛がっていただき、随分お世話になりました。

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