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2位はへずまりゅう逮捕。2020年「ネット炎上事件」印象に残ったトップ10

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2位 迷惑系YouTuber へずまりゅう逮捕(45票)

YouTuber

 フワちゃんをはじめ、テレビ進出を果たし、お茶の間の知名度を高めたYouTuberがいる一方で、悪名を高めたのが、迷惑行為を繰り返して再生回数を増やす、いわゆる“迷惑系YouTuber”。もっとも注目を集めたのがへずまりゅう(現在チャンネルは削除)こと原田将大容疑者でしょう。

 5月に愛知県岡崎市のスーパー店内で売り物の刺身を食べる動画を投稿。愛知県警に窃盗の容疑で逮捕されました。

 騒動はこれだけに収まらず、逮捕後にコロナ感染が確認。逮捕前に動画撮影のため訪れていた山口県内で少なくとも2名が原田容疑者関連での感染していたことが発覚し、山口県の村岡嗣政知事が「へずまりゅう」を名指しで非難する事態発展しています。

1位『100日後に死ぬワニ』ステマ騒動(48票)

きくちゆうき

『100日後に死ぬワニ』 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)

 1位となったのが『100日後に死ぬワニ』の話題でした。

 2019年12月12日、漫画家のきくちゆうきさんが自身のTwitter上で毎日投稿を開始。ほのぼのとしたワニの日常が描かれた漫画の最後に「死まであと○○日」とカウントダウンする斬新な設定で人気を集めました。

 きくちゆうき氏のTwitterフォロワー数は100万人を突破、各種メディアで特集が組まれ、最終回が投稿された3月20日Twitterの世界トレンド1位になるほどの社会現象に。しかし最終回直後にすぐさま映画化、書籍化などの商業展開を発表。最終回の余韻に浸っていた読者は同様。あまりの展開の速さに「電通の仕掛けではないか」といった真偽不明の情報も飛び交い、炎上状態になってしまいました。

 2020年7月に行ったインタビューできくちさんは“唯一の後悔”として次のように語っていました。

「作品と別のところで話題になったのが、残念でした。いろいろな人が関わって、映画化とか音楽とか頑張っていたんですが、楽しんでもらえると思ったら、『裏の裏がある』みたいになっちゃって。ただ、今思えば“余韻”がなかったといえば、そうだったかもしれない」(「週刊SPA!2020年7月14日号」より)

 その後、12月18日放映のTBS系『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』にテレビ初出演。「見ている人が思い入れを強く持ってくれていた。そこまで計算できてなかった」と騒動について振り返っています。

 SNS上での気軽な発言がきっかけとなった舌禍から、世相を反映した騒動まで、さまざまな炎上事件がありましたが、なんとなく暗い話題が多かった2020年。依然として明るい見通しの立てづらい状況ですが、来年こそは明るいニュースに期待したいものです。

<TEXT/柳洋>

調査概要
調査内容:「印象に残った2020年のネット炎上事件」
調査期間:2020年12月10日
調査対象:全国の20代男性200人
調査方法:(株)アンケートツール「QiQUMO」を使った調査

編集者・ライター。1993年生まれ。フリーランスを経て、出版社に勤務。Web記事や書評を中心に編集・執筆をしています

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