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「年収を上げる転職」に必要な戦略とは何か/moto×たいろー

学び

「素朴な疑問」が面接でも武器になる

超戦略的転職論

──2人は転職情報を集める際に気をつけていることがありますか。

moto:求人媒体の情報ではなく、実際に働いている人や、第三者の口コミをチェックしてます。複数のソースから情報を仕入れると「都合のいい情報」ではなく、「実態」が見えてきます。求人に掲載されている情報は真偽が曖昧な場合もあるので、とにかく自分の足で稼ぐのが大事だと思います。

たいろー:あと、その企業に対する自分の第一印象を大切にしたほうがいい。僕は面接前に、いちユーザーとしてサービスやアプリを使って「素人として素朴な疑問」をメモしておき、「これってどういう意図なんですか?」と質問したり、改善案を面接官と議論したりします。

 人間心理の盲点ですが、情報は集めれば集めるほど「入社意欲」が強くなり、ネガティブな情報でも都合よく解釈してしまいがち。外から見た素朴な疑問が企業にとっては貴重な意見だったりします。

moto:抱いた違和感を面接で伝えれば、企業の実態を推し量ることができるし、それを解決する手段を自分が持っていれば、面接の大きな武器になりますよね。

常に「転職への準備」はしておく

──業界や職種を変えるキャリアチェンジを成功させる方法は?

たいろー:今の仕事が何であれ、休日や夜の時間を使って経験を積み、勝手に“トランスフォーム”の準備をすればいいと思います。

moto:今は副業で何でも始められる時代ですから、やらない理由はないですよね。このご時世なので「未経験ですが入社後に何とかします」という根性論は通用しません。採用側の視点に立てば明白ですが、厳しい局面だからこそ売り上げを伸ばすために人を採用するわけです。

たいろー:「論より証拠」と言いますが、結局「経験があります」に勝るインパクトはないんですよね。

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