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GU、ナイキも…アパレル業界、働く人の満足度ランキング

ビジネス

「待遇面の満足度」が高いアパレル・繊維企業は?

ナイキジャパン

※画像はナイキジャパン公式サイトより

 続いて、「待遇面の満足度」について、スコアが高い順に企業を並び替えました。

【待遇面の満足度ランキング】
1位:株式会社ナイキジャパン
2位:株式会社ミキモト
3位:株式会社ジオン商事
4位:Deckers Japan合同会社
5位:田村駒株式会社
6位:豊島株式会社
7位:株式会社マリアージュ
8位:株式会社フレームワークス
9位:株式会社コム・デ・ギャルソン
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圏外:パタゴニア・インターナショナル・インク(2.4)

 こちらも顔ぶれが変わりました。「待遇面の満足度」については総合ランキング上位の企業が2社入っています(マリアージュ、フレームワークス)。イメージがつかみやすいよう、「待遇面の満足度」観点で評価が高い企業のコメントと、総合ランキング上位の中で「待遇面の満足度」観点が低めの企業のコメントをご紹介しましょう。

【平均評価が高い:ナイキジャパン社員の口コミ】
(Finance、経理、FP&A、在籍5~10年、女性)
給与制度:プロフィットシェアリングシステムがある。
評価制度:透明性は高かったと思う。中には上司の評価に対する不満を口にする人もいたがそれは何処の会社にもいる程度の人数だった。またそういうことを言う人はその人にも原因があるような人が多かったように思う。

【平均評価が低い:パタゴニア社員の口コミ】
(マネージメント、在籍20年以上、男性)
給与制度:定期的な昇給はなく、上長の評価によるところが大きく透明性は弱く感じる。
評価制度:定期的に上長とパフォーマンスや設定したゴールに対しての進捗の確認する場は設けられている。

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 このようにクチコミを比較すると、いずれも海外が本拠地のブランドであるものの、日本拠点の評価制度はさまざまであることがわかります。また、待遇面の満足度は「評価制度の納得感」から導かれることがわかるでしょうか。基本的に評価制度においては直接の上長からの評価が特に重要であることから、上長との関係性が良い傾向にあるかどうかは、「評価制度」についてのクチコミからもうかがえます。ぜひ参考にしてみてください。

アパレル・繊維業界上位9社の比較結果

 ここで、まとめに入ります。総合ランキング上位9社の比較結果を表にまとめると下記のようになりました。「OpenWork」内の情報(残業時間・有休消化率)と、各社の有価証券報告書・公式サイト掲載のデータ(収益・当期利益・平均年収・従業員数)を使って比較してみます。

アパレル

表:ファッション・アパレル・繊維業界上位9社の比較表(筆者作成)

 ファッション・アパレル・繊維業界の場合、「(外資系企業が)日本拠点の数値情報を非開示にしている」「未上場のため、決算公告で確認可能な一部情報しか開示されない」という事情により、公式発表での数値での比較が難しい状況でした。強いていうなら、ジーユーを除いて、従業員数が各社数百名程度と、小ぶりな組織が多いというのが特徴です。

 しかし、各社の特徴を把握するために、ここでOpenWorkに掲載されているクチコミのうち、「企業分析[強み・弱み・展望]」カテゴリを中心に各社の花形事業など各社の特徴・カラーがわかるように集めました。

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