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「経営の師はホンダの“名参謀”」元サッカー日本代表がベンチャー経営者として躍動

ビジネス

思っているほど他人は自分に興味がない

鈴木啓太さん

 ベンチャー企業の経営者として異色のキャリアを歩み、成果を上げてきた鈴木さん。自身の経験から、未知の世界に飛び込む若者に「チャレンジ」の必要性を説く。

「人生なんていつかは終わりますし、思っているほど他人は自分に興味がありません。これは持論ですが、みんな失敗しても少々のことなら忘れてくれますよ。だから、まるで恐れを知らず欲求に純粋だった子どもの頃を思い出してチャレンジすることが重要なんです

 先の見えない将来に不安を覚えるかもしれません。でも、どんなに不安を感じても、いずれは死んで楽になるんですから、やりたいことをやればいいんです(笑)。助けてくれる、共感してくれる仲間の存在や、夢をかなえるためのプロセスはよく考えるべきですけどね」

ビジネスアスリートは健康を意識すべき

 さらに、現在ハードワークに勤しむ若手ビジネスマンに対しては、「健康」の重要性を強調していた。

「皆さんは何かしらのビジネスをしている。ただ、これからバリバリ働いていくのに、『コンディショニングなんて関係ない。それはアスリートのやること』と思ってしまいがちです。でも、皆さんだって自分の身体を使ってパフォーマンスを発揮するという点では『アスリート』なんですよ。

 いわば『ビジネスアスリート』として活躍するためには、健康を意識して日常を過ごすべきです。健康を損なえばパフォーマンスが低下しますから。そのためには日々の積み重ねが大切なので、身体をいたわりつつ、鍛えていくこともおすすめします」

<取材・文/齊藤颯人 撮影/スギゾー。>

上智大学出身の新卒フリーライター・サイト運営者。専攻の歴史系記事を中心に、スポーツ・旅・若手フリーランス論などの分野で執筆中。Twitter:@tojin_0115

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