予約ミスで北欧旅行が台無しに。カップルで「極狭ベッド」に泊まった結果
価格重視で良い部屋を抑えたつもりが…
しかも、日本から飛行機を乗り継ぎ、20時間近くかけてようやく到着したばかり。体力的にも疲労困憊だったため、シングルルームに2人で泊まることを選びます。
「でも、案内された部屋は日本のビジネスホテルの半分くらいしかないような狭さ。シャワールームとトイレは共用で部屋には付いてなくて、しかもベッドの幅は普通のシングルの半分くらいしかなく、どう見ても2人が一緒に寝るのは難しそうでした」
物価の高いヨーロッパでの旅行だったため、事前の彼女との話し合いでホテルは価格重視で中級クラスの宿ばかりを手配。ですが、彼女のイメージよりもずっとひどかったらしく、部屋を見ると一気に不機嫌になり、綿貫さんに文句を言ってきたそうです。
お互いに不満が爆発してしまい…
「予約した私のミスですし、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいで彼女には何度も謝りました。本当は部屋から異国の夜の街並みを眺めながら熱い夜を過ごして……なんて下心を抱いていたのは否定しませんけど、移動の疲れがドッと出たこともあってそのまま就寝。でも、ベッドで横になるのは彼女だけで、私はイスに座った姿勢でそのまま朝まで過ごすことに。熟睡には程遠い状況で、寝不足もあって旅行2日目にしてコンディションは最悪でした」
しかし、恋人はそんな彼を気遣う様子もなく不満を連発。予約ミスの負い目もあるので仕方ないことだと思っていましたが、あまりにしつこく言い続けてくるため、彼も旅行の終盤ついに爆発してしまいます。
「この旅行は旅費をそれぞれ自分で負担したわけではなく、全額とは言いませんが私が彼女の分も半額以上出していました。それなのに旅があと数日で終わりという段階になっても『こんなんだったら来なきゃよかった』や『ヨーロッパまで来たのに最悪だよ』なんて言ってくるし、一方で感謝の言葉なんかまったくなかった。それでもこちらもついカっとなってしまったんです」
その様子に彼女は驚いたようでしたが、もともと気の強い女性だったらしく、一歩も引かずに口論に。さすがにこのままではマズいと思った綿貫さんは、その場では自ら歩み寄る形で和解したそうですが、それはあくまで表面上のこと。内心ではずっと不満があり、彼女に対する気持ちも徐々に離れていってしまいます。