コンサルティング業界の口コミ評価ランキング。就活人気企業の働きやすさは?
就活生や転職者が「この会社・業界ってどうだろう?」と思った時、強い味方になるのが「口コミサイト」です。昨今では、現役社員やOBが体験談を投稿できる口コミサイトが多数登場していますが、ネットの情報だけで、どこまで企業・業界のことがわかるのでしょうか?
「コンサルティング業界」は東京大学・京都大学の学生を中心に、長らく就活における人気業界です。人気の理由としては「転職しやすい」「優秀な人が多い」という理由が挙げられます。「コンサルタント」という職業は優秀層の学生に限らず、世間一般でも「何となく凄そう」というイメージが強いのでしょう。
では、そんな「コンサルティング・シンクタンク業界」は働く側としてどのようなものでしょうか。そこで、今回は「コンサルティング・シンクタンク業界」について、就職・転職のためのジョブマーケット・プラットフォーム「OpenWork」(オープンワーク株式会社)のデータをもとに、主力企業の特徴を比較していきます。
「チャート形式」で複数企業を比較する
「コンサルティング・シンクタンク」業界については同カテゴリの企業が1093社あり、すべてを紹介するのは難しいため、総合評価ランキング上位に絞ってご紹介します。結果、上位9社は下記の通りでした(※順位・評価・ランキング画像は記事作成時の2020年10月31日時点のスコアを使用。また業界9社の口コミ合計は約1100件。ただし1人で複数項目の書き込みをするため口コミ数=人数ではない。以下同)。
【総合評価ランキング】
1位:ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン・インコーポレイテッド(評点4.86)
2位:ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ株式会社(評点4.81)
3位:株式会社リブ・コンサルティング(評点4.68)
4位:マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社(評点4.67)
5位:インクグロウ株式会社(評点4.61)
6位:イグニション・ポイント株式会社(評点4.58)
7位:A.T.カーニー株式会社(評点4.54)
8位:株式会社ボストン・コンサルティング・グループ(評点4.53)
9位:株式会社ドリームインキュベータ(評点4.49)
「コンサルティング・シンクタンク業界」ランキングでは上位9社に外資系企業が5社ありました。また、上位9社の平均評価が全て4を超えており、働いている人からの評価が非常に高いことが伺えます。
この点を踏まえて、
・上位9社で評価が共通している項目
・会社ごとに評価が異なる項目
を確認します。
まず、上位企業で評価が共通している項目は「人事評価の適正感」で、どの企業も平均スコアが4以上となっており、高かったです。一方、評価が分かれているのは「人材の長期育成」でした。
人事評価の適正感が高いコンサルは?
まずは「人事評価の適正感」について、スコアが高い順に企業を並び替え、上位企業を確認します。
【人事評価の適正感ランキング】
1位:ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン・インコーポレイテッド
2位:株式会社リブ・コンサルティング
3位:ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ株式会社
4位:イグニション・ポイント株式会社
5位:株式会社ライズ・コンサルティング・グループ
6位:A.T.カーニー株式会社
7位:アライアンスパートナーズ株式会社
8位:株式会社コーポレイト ディレクション
9位:株式会社ドリームインキュベータ
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13位 : 株式会社ボストン・コンサルティング・グループ(4.5)
総合ランキング上位の企業が6社ランクインしました。いずれも高スコアであり、13位のボストン・コンサルティング・グループのスコアも4.5と高い値にあります。