中条あやみ、下半身麻痺役を演じてわかった「挑戦してみることの大切さ」
女優業は毎回、体を張っている
――本編でのカヌーの競技シーンも、実際に中条さんがされているのですよね。
中条:最初はボディダブルの方がいないとできないと思っていたんですけど、調子に乗って、プロデューサーさんに「映像の合成代が浮かせますよ」とか言っちゃったので、必死に練習しました(笑)。
――以前はチアダンスに挑戦していましたね。
中条:女優の仕事って本当に大変、体張っているなって毎回思います。(笑)。「歌と踊りだけは本当にできない」と言っていたんですけど、両方とも『チア☆ダン』と『覆面系ノイズ』で経験しました。次はどんな試練が待っているだろうと思っていたら、カヌーが来て、「これか」と思いました(笑)。
女優とモデル、両方ないと枯れちゃう
――本作に入る前、最初は不安があったと。撮り終えてみていかがですか?
中条:自分にはできないと思っていた役でしたが、周りの方に支えてもらって楽しく演じられました。遥は頑なところがありますが、私も演じたことで視野が広がり、挑戦してみることの大切さを感じました。
――女優業とモデル業の両方をやっていることは、どんなプラスになっていますか?
中条:インプットとアウトプットをうまくできている感覚です。モデルのお仕事は洋服を着させてもらって歩きながらインプットしている。女優のお仕事は、自分とは全く違う人になって演技をしていくアウトプットかなと。私は両方ないと枯れちゃうから、いいバランスになっていると思います。