平祐奈、難病の役に。「自分の出演作を観て泣いたのは初めて」
ちゃんと見てくれている人はいる
――平さんは大学にも通っています。長くお仕事をしてきて、さらに進学の選択をしたのはなぜですか?
平:最初から大学に行かないという選択肢は頭の中になかったんですが、この仕事も何があるか分からないので、資格だけでも取っておこうと。それにこの世界はやっぱり少し特殊なので、大学でみんなと接していることは、すごくいいことだと思っています。テストの期間なんかは大変ですが、でも私は先生やお友達にも恵まれているので、楽しめていますし、進学して良かったです。
――キャリア10年目の平さんが、20代の社会人にメッセージ送るなら?
平:20代というと社会人になって数年経って、慣れてきた部分もあれば、上下関係とか大変なこともあると思います。でも嫌なことがあっても、小さな幸せを見つけていってほしいですし、コツコツ頑張っていたら、絶対に将来の自分に返ってくるはずです。私自身もそうで、ちゃんと頑張っていれば、思ってくれている人や、見てくれている人がいると実感しています。
<取材・文・撮影/望月ふみ>