山田杏奈、高校3年生で感じた変化「女優の仕事でやっていくんだ」
自粛期間中はスペインのドラマを一気見
――もともとインドア派とのことですが、今年の自粛期間に観たり聞いたりしていたエンタメを教えてください。
山田:以前から映画もドラマもよく観るタイプですが、自粛期間中は特に、邦画や日本のドラマは全然観られませんでした。日本のものを観ると、どうしても仕事に繋げて考えてしまうので。なので、何も考えないで観られる海外モノを観ていました。特にハマったのはNetflixの『ペーパー・ハウス』というスペインのドラマです。
――どんな作品ですか?
山田:銀行強盗をする話なんですが、強盗する側を応援したくなるんです。計画を練りに練って、大銀行を襲うんですけど、すごくかっこ良くて。その新シーズンが配信になったので、一気に観て、現実逃避していました。
――エンタメ以外で、ここ最近ハマったものはありますか?
山田:調理器具かな。普段から料理をするので自粛期間中にもミキサーを買いました。ミルが付いていたので、スパイスを砕いてカレーを作ったり、あとはポタージュ系とか、ひよこ豆のフムスとか。今はストウブ鍋が欲しいです。
この仕事をやっていくと決意できた
――2021年1月には二十歳になりますが、これまでに仕事への意識の変化があった時期などはありましたか?
山田:高校3年の時ですね。それまで普通の高校に通っていたのですが、そのままお仕事をしていると、単位が足りなくなることが分かって、芸能コースのある学校に転校したんです。そのときに「この先も、このお仕事をやっていくんだ」という選択をしました。あとは一人暮らしを始めて、自分の稼ぎで生活をし始めてみて、「お仕事としてやっている」と感じるようになりました。
――まだ若いですが、キャリアは長いです。仕事で出会ってきた方で、特に印象に残っているステキな先輩はいますか?
山田:14歳くらいのとき、吉田羊さんとご一緒したんです。私はセリフもなくて、ずっと寝ているような、吉田さんの娘役でした。とてもステキな方で、芝居以外の部分でも、よく話かけてくださったんです。
そこから何年か経って、またご一緒させていただいたときに、そのことを覚えていてくださったんです。ちょうど私の主演映画『ミスミソウ』(18)が公開されるタイミングで、「記事で見たよ。映画観るね」と言ってくださって。なかなか一人ひとりにそんな対応はできませんし、本当にステキな方だと思いました。