「つながりにくい」と噂の楽天モバイル。高層階や地下鉄で試してみた
建物地下やビルの間は大丈夫だが…
公式マップ上で対応エリアとなっている都内およびその周辺で、実際の電波状況を検証してみた。まずは山手線沿線の上野、渋谷、新宿でチェック。駅構内や一般的な建物の中、屋外などでは、問題なく楽天回線に接続できた。通信速度は、新宿駅南口で下り78.3Mbps、上り52.8Mbpsを記録。かなり快適に使えるスピードだ。
山手線沿線から離れると状況は変わるのだろうか? 中央線中野駅近くにある中野中央図書館の休憩コーナーで確認してみた。地下2階ということもあり、速度は下がるのではと予測していたのだが、なんと楽天回線で下り72.3Mbps、上り38.9Mbpsという新宿駅前とさほど変わらない結果に。
さらに、建物と建物に挟まれた路地でも確認。ひらけた場所よりやや速度は下がるものの、ストレスなく使える速度を維持していた。
移動中の利用は、地上を走る電車と地下鉄で事情が違ってきそうだ。山手線や中央線では走行中もずっと楽天回線に接続されていた一方で、地下鉄銀座線では、駅のホームでは楽天回線につながるものの、車内に入るとすぐau回線に切り替わり、走行中だけでなく駅に停車しているときもau回線のままだった。
39階の高層ビルも窓際ならOK
では、高層ビルではどうだろう? 恵比寿ガーデンプレイスタワー最上階を訪れた。39階という高さからあまり期待していなかったのだが、窓際ではなんと「楽天回線エリア」の表示が。
通信速度は下り20.3Mbps、上り54.9Mbpsと地上よりやや落ちるが、動画視聴やビデオ通話も問題なく使えるレベルのスピードだ。
ただし高層階のどこでもつながるというわけではない。窓際から離れて同じ39階の建物中央付近まで移動するとau回線に切り替わった。