365日短パンの社長が語る、SNS発信の重要性「まずは実名でやるべき」
『アウトデラックス』出演で覚悟を決めた
「2015年ごろから365日を短パンで過ごすようになって。きっかけは『アウトデラックス』(フジテレビ系)出演でした。その前段として、そもそもは8年ほど前に短パンファッションが流行したときに、ちょうどたまたま『短パン』と検索するとボクのブログが上位へ表示される時期があって、そこから情報番組やニュース、バラエティ番組へ呼ばれるようになったんです。
注目してくれる人が増えたんですけど、冬に普通の格好していたら『短パン社長なのに履いてねえじゃん』と言われるようになってしまって。そこで覚悟を決めて、長いパンツもわざわざ短く切ってアレンジしながら履くようになりました」
経営者向けの研修をやめた理由
ネット上のコミュニケーションを重視しているという奥ノ谷氏。研修や講演会も手がけていたが、現代のSNS事情をどう見ているのだろうか。
「全国展開している大手企業からも、SNSに関する研修や講演会の要望がボクの元にも届くというのは、やはり重要視されているのだろうと思います。ただ、企業ごとにその度合いは異なる印象もあるんです。じつは、ボク自身は3年ほど前に経営者向けの研修や講演会をいっさいやめました。自分は今年43歳になりましたが、それ以上の世代となると結局、SNSを使わないんですよ。こちらから提案しても実践してもらえなければぜんぜん面白くないし、その頃から新入社員向けの研修や講演会に力を注ぐようになりました。
今の若い子たちは学生時代から当たり前にSNSを使っているし、研修や講演会でもこちらの話を素早く吸収してくれるからうれしいです。今年3月にオープンしたワーキングスペース『TANPANLAB』でも35歳以下向けの講演会や、経営者・フリーランス・学生・主婦と多種多様な人たちを集めた『R35』というイベントを展開していますが、みんな何かを変えようとすぐにでも行動を移す人たちばかりなので、ボク自身が元気をもらっています」