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副業をやってる人は何割?働く男女1万人の「副業意識」を大調査

コラム

 政府が推し進めている「働き方改革」。これにより企業の兼業・副業が促進されており、2018年は「副業元年」になると言われています。

東京・通勤イメージ

※画像はイメージです(以下、同じ)

 株式会社インテージリサーチが、全国の16~79歳の働く男女1万人を対象に実施した「副業に関する意識調査」で、副業をめぐる現状が判明しました。

約1割の人が副業で副収入を得ている

「副業や副収入を得ることを意識した活動」の実施状況について調査したところ、「ある程度決まった額の副収入が得られる副業をしている」(4.1%)、「収入は安定していないが、副収入が得られる副業をしている」(6.6%)という回答が得られ、合計すると10.7%が副業により副収入を得ているという結果となりました。

 実際に副収入を得ていない人のなかでも、「副収入は得ていないが、副業を意識した活動をしている」(3.3%)、「副業は行っていないが、今後何かしてみたいと思っている」(30.5%)となり、合わせて33.8%が副業や副収入を得ることを意識した活動に関心を持っていることが分かりました。

性別による副業内容への関心の違いも

ミニチュア 硬貨の上に座っている男女

「副業や副収入を得る活動のうち、現在行っているもの」について聞いたところ、性別や年代によって副業内容の傾向に違いがあることが分かりました。

 男性は「株式や金融商品、仮想通貨等に投資」が高い傾向にあり、特に30~40代では12.9%と高い結果となりました。

 一方、女性は全ての年代で「アンケートモニターやポイントサイト、レビューへの参加」「ハンドメイド商品などを作ること」が高いことが分かりました。

 同時に、「副業や副収入を得る活動のうち、今後してみたいもの」についても男女の傾向に差が見られました。

 男性の20~30代では「株式や金融商品、仮想通貨等に投資」が2割を超え、特に高い結果となりました。また、男性ならではの傾向として、「人に何かを教えたり、コンサルティングすること」が50代以上の年代で高くなっており、経験やスキルを生かす副業活動に高い関心があることが明らかになりました。

 女性は全年代で、「アンケートモニターやポイントサイト、レビューへの参加」が最も高かったほか、10~20代で「記事を書くこと」が高い結果となりました。「ハンドメイド商品などを作ること」と回答した女性も多く、女性は創作的な活動に関心を示していることがうかがえます。

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