「君さぁ〜」取引先の横柄な態度にキレた。通話録音で“仕返し”した方法
耐えかねて通話を録音することに
実際、商品が届かなかったことで現場が作業できず、スケジュールの変更に迫られたとか。そのことを話すと「悪かったね」と言ってきたそうですが、あからさまに不機嫌な口調だったそうです。
「この状況で敬語でちゃんと謝罪すらできないのもありえないですけどね。ただし、このときは通話を録音していたのです。こういう人ですし、後々トラブルになる可能性はいくらでも想像できましたから。
後で上司に聞いてもらうと、『これはありえない……』って先方の態度に絶句してました。それで上司の指示もあり、品質的に大差ないものは他社製品に切り替え、注文を減らすことにしたんです」
すると、この担当者からすぐに連絡がありましたが、会社としての判断であることを強調。しかし、この期に及んでも今までの態度を改めることができなかったのか、「小さな会社がいい気になりやがって」と暴言を吐いてきたそうです。
暴言が上司に筒抜けになり…
「このときのやりとりは上司もスピーカーモードで聞いていて、ここで俺が代わるとの合図があり、後は任せました。私だと思っていたら突然上司の声が聞こえて、受話器の向こうでパニックになっているらしく、その様子が滑稽でした。上司は丁寧な言い方で担当者の失礼な態度を非難。そのうえで発注数を減らしたことは会社としての方針であることを改めて話しました」
ですが、先方でもさすがに問題になったのか、翌日にはこの担当者とその上役の人間が訪問。これまでの失礼な態度の数々を謝罪してきたといいます。
「担当者は今までとは別人みたいな態度で終始ビクビクしていました。実は、この上役の方は前任の担当者で、ウチの上司とも以前からの知り合いだったんです。後で聞いたら上司がこの方に連絡し、担当者のことと発注を減らした件について説明していたそうです」