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芸能人の相次ぐ独立。ローラ、神田うの…なぜ同じ日に事務所を辞めるのか

暮らし

独立はタブーだと思っていたが…

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 彼女はオーディションを勝ち抜き、晴れて大手芸能プロダクションに所属することになり、その時は両親も大喜びだったといいます。

「でも、仕事の悩みから方針まで、キチンと話を聞いてもらえるのは、トップクラスの人たちだけ。私みたいな若手が何を言おうと、話はマネージャーで止まってしまって、何も変わりはしませんでした。

 それと、独立で何より後押しとなったのは、やっぱり有名な人たちが、大手から次々と独立していること。最初の頃は『タブー』だと思っていたけど、これだけみんな独立しているんだから、もう圧力なんて過去の話なんだなと思いました」

 それでも慎重な彼女は、すでに独立を果たしたフリータレントの先人や、別の事務所関係者からも話を聞いてから行動に移したそう。

ローラに神田うの、高橋優…

ローラ

ローラ『THE ROLA!! 』(講談社)

「中には『独立後は一時的に芸能活動を休止する』という契約を一方的に結ばされた、という方もいましたが、弁護士に相談したところ『法的には規制できないので無視していい』と。ただ、事務所の方には『あまり目立つ辞め方は、トラブルのイメージがつくので避けたほうがいい』とアドバイスをされたので、契約満了となる3月をもって独立としました。

 その時、事務所からは『手続き等もあるので発表は3か月後にしてほしい』と言われ、7月1日を待って正式発表を行いました。その日、他にも多くのタレントの方が独立を発表して、心底安心したのを覚えています

 2020年の7月1日には、有名どころではローラに神田うの、高橋優と、第一線で活躍する芸能人が、事務所独立を発表していました。先に登場した事務所幹部は、なんとかこの“独立ラッシュ”に歯止めを掛けたいと話してしましたが、きっとこの流れでは来年以降も、年度始めとなる4月、あるいは7月に、多くのタレントが独立を発表することとなるのでしょう

<TEXT/千代田一郎>

芸能界の裏側に精通したベテラン記者。各種媒体で執筆し、これまで関わったスクープは数知れず。リスクヘッジとして、一切のSNSをやっていない

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