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原点は「アイマス」 成功するプロデューサーに必要な感覚とは<明石ガクト×放送作家・白武ときお>

ビジネス

資産になるような動画が日本でも流行る?

プロデューサー

お二人の対談、後編では「テレビと動画の違い」「第七世代がブレイクした理由」を掘り下げます

明石:YouTubeって「個人の世界をのぞき見る」って側面がある一方で、自分が好きな興味領域というか、グローバルニッチをずっと見せてくれるチャンネルっていう2つの側面があるんです。

 日本では、この5年間ぐらいで「個人がメディア化する」っていう側面が強くなって、UUUMさんみたいな大きい会社が知られていったっていう流れがある。だから、アメリカと同じ現象が起きるかどうかは難しいところですね。

 ただ、「時間や放送エリアを超える」って側面は、今後盛り上がっていくんじゃないかと思います。使い捨てにされている放送じゃなくて、繰り返し見られることで資産になるような動画。そういうものは日本でも流行っていく気がしますね。

白武:教育系YouTuberとして知られるオリエンタルラジオの中田敦彦さんは、時間が経っても腐らない情報の動画をたくさん制作されている。何回でも見られる資産になっていると思います。僕もワンピースの考察の動画とか延々見ちゃうんですけど、まさにニッチな動画ですよね。

明石:そういうものをプロデュースしていくことの答えはまだないんですけど、やっていかないといけないなとはずっと思ってますね。

<取材・文/鈴木旭 撮影/加藤岳>

【明石ガクト】1982年、静岡県生まれ。動画メディア「ONE MEDIA」CEO。著書に『動画2.0』(NewsPicks Book)『動画の世紀 The STORY MAKERS』(NewsPicks Select)がある【白武ときお】1990年生まれ、放送作家。著書に『YouTube放送作家 お笑い第7世代の仕掛け術』(扶桑社)がある

YouTube放送作家 お笑い第7世代の仕掛け術

YouTube放送作家 お笑い第7世代の仕掛け術

『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 』最年少作家による初の著書。YouTubeから地上波まで横断して働く29歳のエンタメ分析&仕事術

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