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上司に一目置かれる!文章が急に上手くなる「5つの心理効果」

学び

フォン・レストルフ効果(孤立効果)

 たとえば、

■ 四角形が並んでいる中に、ひとつだけ三角形が混ざっている
→三角形に目がいく

■ 黄色いお花畑にひとつだけ赤色の花が混ざっている
→赤色の花に目がいく

 このように、他の単語よりも目立っていることで、記憶に粘りつきやすくなる現象のことを「フォン・レストルフ効果(孤立効果)」といいます。

 たとえば、WEBでの販売に必須のデジタルチラシ ─ ランディングページの申込みボタンは「緑」色がいい、という話をあなたも聞いたことがあるかもしれません。しかし、ページ全体が緑っぽければ、緑色の申込みボタンは、ページの中に埋もれてしまいます。

「フォン・レストルフ効果(孤立効果)」という心理効果を知っていれば、そういった情報を鵜呑みにするだけではなく、たとえば、オレンジの申込みボタンにするなど、選択肢を広げることができます。

 5つ、いや、「6つの心理効果」で、あなたの文章にすぐに取り入れられそうなものはどれでしょうか? 提案や企画が次々に採用される「文章で伝える力」を身につけて、社内であなたの才能を発揮しましょう!

<TEXT/中野巧>

共感を科学する「エンパシーデザイン・ラボ」主宰。株式会社studio‐K代表取締役。ビジネスにおいて「共感力」を磨くことが、文章力、マーケティング力、コミュニケーション力、企画力など、プロフェッショナルの仕事力を高めるという考えから、「共感」と「再現性」をテーマにした文章作成法「エンパシーライティング」を開発。近著『稼ぐ人の「超速」文章術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など

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