今、さらば青春の光、カミナリの2組が新たなビジネスに挑戦する深夜番組『今日からやる会議』（テレビ東京。以下、テレ東）が秘かな話題となっている。

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　同番組のコンセプトは、「出演料なし、出来高報酬」。それだけに招かれたビジネス賢人、プロジェクトにかかわる企業関係者、一般視聴者の役割はかつてなく大きい。なぜ人気芸人が、ここまでリスクの高い企画を受け入れたのだろうか？

　番組内の企画の一環として、収録に参加するような形で出演者とプロデューサー2人に話を聞いた。

最初のギャラは200円ちょっと

――リスクの高い条件で番組出演のオファーがきたようですが、さらば青春の光さん（以下、「さらば」と表記）、カミナリさんは最初から違和感なく受け入れられましたか？

さらば・森田哲矢（以下、森田）：そもそもテレ東（以下、テレビ東京）の深夜番組だし、ギャラも知れてるわけですよ。週1回ワンクールやったとしても、ぶっちゃけちょっとしかもらっていない。だったら、バクチ的ではありますけど、出来高報酬のほうがやっていて楽しいんじゃないかなと思ったのはありますね。

さらば・東ブクロ（以下、東ブクロ）：ギャラについては、オレらレベルやったらって話ね（笑）。まぁ大化けする可能性もあるし、単純に冠番組が持てるってことはすごくありがたい。僕はそこが大きかったですね。

カミナリ・石田たくみ（以下、たくみ）：僕は、さらばさんと番組ができるっていうのがうれしくて。ずっとお世話になってきた先輩ですし、そこはテレ東さんに感謝していますね。

カミナリ・竹内まなぶ（以下、まなぶ）：ただ、実際のところどうかって言うと、数か月やっていてほとんど報酬をもらえていないわけですよ。最初にもらったのが、200円ちょっと（具体的には、さらば：各289円、カミナリ：各205円）。なかなか厳しい闘いです。

テレ東サイドとめちゃくちゃ揉める

ソーシャルディスタンスを考慮した収録の様子（提供：テレビ東京）

――フタを開けてみたら、想像以上に売り上げが伸びなかったと。

森田：実際にどこまでオンエアしてるか分かりませんけど、芸人サイドとテレ東サイドでめちゃくちゃ揉めるときがあるんです。こっちは本当にノーギャラでやってるから、切迫もしてますし。テレビサイズじゃない“大揉め”があったりもするんです。