タクシー配車アプリのJapanTaxiとDiDiどっちが便利?検証してみた
サービス過多な時代において、少しでもお得なサービスを賢く選択することが利用者にも求められている。そこで今回は各分野のトップ2を徹底比較。withコロナに適応した、最新サービスの選び方をその道のプロが伝授し、最強を決めた!
タクシー配車アプリが次々とリリースを開始している。特に、2011年から運用開始となった「JapanTaxi」が提携タクシー台数約7万台と頭ひとつ抜きんでる。他方、中国発の「DiDi」も、昨年日本に進出し、存在感を示している。
配車アプリを使うならどっち? JapanTaxi VS DiDi
老舗の最大手と最新機能を備えた黒船アプリ、使うならどちらがいいのか。
実際に東京都の歌舞伎町~高田馬場(ともに新宿区)で両アプリを使用してみる。平日夕方、記者AがDiDi、記者BがJapanTaxiを使って、同時にタクシーを手配。
正直、提携台数の多いJapanTaxiの圧勝かと思いきや、なんと、DiDiのほうが8分も早くタクシーが配車された。JapanTaxiは到着予定時刻からまさかの7分遅れだった。
また、DiDiは、タクシーを待っている間、自分が乗る車両がどの場所にいるのか、スマホの地図上でリアルタイムで確認でき、かなり使い勝手がいいことがわかった。さらに、配車待ちの際JapanTaxiのアプリ上で表示される担当車情報はタクシー会社名と車両番号のみだが、DiDiは車種、色、運転手名など詳細に記載され、情報量の面でも勝る。
DiDiのほうが有利だが都心から離れると…
同じく、東京都の新橋~浜松町(ともに港区)で乗り比べてみても、またもやDiDiが4分30秒早く到着した。
では、都心から少し離れた場所ではどうだろうか。別の日に、志村三丁目(板橋区)~大塚(文京区)で同様の検証を行う。すると、今度はJapanTaxiがDiDiより1分早く到着。都心から離れれば離れるほど、多くの提携台数を抱えるJapanTaxiが有利なのかもしれない。
国内最大規模のJapanTaxiは安心して利用できる一方、都心部などサービスが活発なエリアでは、DiDiを選択肢に入れてもいいだろう。
▼ 47都道府県を網羅するJapanTaxi。都市部で使いやすい海外で注目のDiDi
<取材・文/週刊SPA!編集部>