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石田ニコルが明かす、芸能界の恩人「カメラ裏で涙をためてくださって」

暮らし

放射線技師になろうとしていた

石田二コル

――近々(笑)。今、モデルとして女優として活動している石田さんですが、もともとは放射線技師になろうとしていたとか。

石田:そうなんです。もともと最初は広島とか九州あたりで学んで、放射線技師になってマンモグラフィーとか、乳がん検査をする技師になりたかったんです。でも大学が東京にしかなくて迷いましたが、先ほどお話した高校からの親友に背中を押されて、上京しました。

 1年間診療放射線学科に通いましたけど、このお仕事も少しずつやり始めていて、同時進行するのが難しくなりました。どっちつかずの状態が、どちらにも保険をかけている気がしてよくないと思って、芸能界1本にしたんです。

「今しかできないこと」を選んだ

――すっぱり決断したんですね。

石田:すごく迷いました。でも今しかできないことうをやろうと思ったんです。大学の勉強はもう1回勉強し直すこともできるかなと。実際、私が大学1年生のときに、30歳を過ぎた同級生もいました。そういう人の話も聞いたりして、今しかできないことは、この仕事だと思ったので学校をやめました。

――ご両親からの反対は?

石田:なかったです。「好きなことをしなさい」と。でも、芸能界へのデビューが二十歳と遅かったので、そこからが大変でしたけど。でもこの道に決めたことで、色んな方に出会えて、今に繋がっているので選んで良かったと思っています。

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