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手取り9万円の23歳男子が、コロナ禍で“ママ活”に手をそめた事情

暮らし

学生時代のSNS裏垢でママ活

 三山さんは大学時代からツイッターで複数の裏アカウントを使って自撮りをアップ。すると「かっこいいね!」とか「いいね!」とコメントされたそうです。ツイッターで褒められることで「承認欲求が満たされていた」と言います。

 大学卒業と同時に、その裏アカウントは閉鎖してしまいますが、由香さんにママ活を勧められたその夜、三山さんにスイッチが入ります。

「裏アカウントを復活させて、『本当はデザイナーかパタンナーになりたかったけど、配属先が販売』『もしコロナの影響で休業になったら、給料は6割減』と不満を呟くと、数日でフォロワーが500人を超えました。もちろんそれだけではなく、着飾ったポートレートや表情の画像もアップしました」

 三山さんによれば「フォローしてくれる人は、メンヘラ気質がある人ばかり」だったそう。そして由香さんのアドバイスに従って、ツイッターに「コロナで休業中。困っています」とつぶやくと、3人の女性からDMが届いて、彼女たちとデートすることになったのです。

3人の女性と「ママ活」…その結果は

デート

 1人目は26歳の量販店勤務の女性Aさん。彼女とのデートは、ヴィヴィアン・ウエストウッドの1万円のベルトを買ってもらい、以前から行ってみたかった高級寿司チェーン「Y」をご馳走になります。それからホテルに直行したといいます。

 2人目は27歳のナイトワーカーの女性Bさん。彼女とは原宿で待ち合わせし、イタリアンでランチをご馳走してもらってから、またもやホテルへ。「自分の稼ぎをホストに搾り取られている」と、終始つぶやいていたそうです。

 3人目の29歳の医療関係者Cさんとは、渋谷のカフェで待ち合わせ。やはりホテルに行くと、帰り際に1万円を置いていったといいます。

「Aさんはホテルの部屋に入るなり、急ぐように体を求められました。もらった金額はCさんだけ1万円を渡されましたが、AさんとBさんは5000円でした。普段はここまで何人もの女性と肌を重ねませんが、お金が介在すると、面倒くさい関係にならなくても済むことがわかりました。それに気づいた途端に、なぜか清々した気分になったんです」

 しかし、AさんとBさんの関係は2回きり、Cさんとは1回きりで終わります。金銭的に困った三山さんが、由香さんに相談すると、映像配会社に勤務する傍らガールズバーでバイトしている女性・ミクさん(25歳・仮名)を紹介してもらいます。

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