不登校からYouTuber事務所社長に。僕を救った「スヌーピーの教え」
得意を活かす「戦略的キャリア形成」を
森:苦手の克服に向けて努力することを否定するつもりは毛頭ありませんが、それで苦しむくらいなのであれば、得意なことを伸ばすほうが有意義な人生になる。苦手なことは、相対的に得意なことを手に入れるためのギフトだったのだと割り切りましょう。
そもそも人間は、幸福になるために生きていますよね。であれば、苦手の克服をして、みんなと同じであろうとすることが、いかに不毛か理解できます。それがあなたにとっての幸福なのであれば問題ないのですが、苦しみながら均質的な存在を目指すことが、本当に幸福につながるとは考えにくい。
極端な話ですが、プロ野球選手が勉強が得意だとは限りませんし、東大生がスポーツ万能だとは限りません。自分の特性を活かして人生を歩んでいますよね。あなたも、そうやって生きればいいのです。むしろ、そうやって生きることが、もっとも戦略的なキャリアになると思いますよ。
<取材・文/オバラミツフミ(モメンタム・ホース)>
【森泰輝(もり たいき)】
株式会社VAZ代表取締役社長。1990年和歌山県生まれ。2015年VAZを設立、数年で国内最大級のインフルエンサープロダクションとなる。 2019年に「Forbes 30 Under 30 Asia 」Media, Marketing & Advertising部門選出。Twitter:@taiki_VAZ ブログ「note」で更新