女性向けのキャリア情報を発信「パラナビ」編集長が語る、“実践的”副業論
「正解」を決めずにキャリアを築きたい
――副業をして、本業に生かせていることはありますか?
岡部:ビジネスコンテストのプレゼンの前後に本業のプレゼンもあったので、練習したことをそのまま生かせました。結果、すごい褒めてもらえて嬉しかったですね。
反対に、今までに在籍した組織を通した人間関係やつながりは副業でも生かせています。私はSNSや売り込みが得意ではないので、副業の仕事を依頼したり、依頼されたりするのはほとんど知り合いづて。
私のように発信することが苦手な人は、目の前の人や仕事を大切にすることで、本業・副業問わず今後の人生における新しい仕事のきっかけづくりにつながるのではと思っています。
――ありがとうございます! 最後に、岡部さんがどのようなキャリアを歩んでいきたいのかをお聞きしたいです。
岡部:うーん……。偶然や成り行きに任せて、正解を決めずにやっていきたいですね。大きな志や夢を持っていることが大事だと思われがちですが、もっと柔軟に生きていたいです。
だから今は東京に住んでいるけれど、来年は地方に移住しているかもしれない。そのときそのとき、自分が健康で幸せだと思える選択肢を歩んでいけばいいのではと思っています。
<取材・文/橋本岬 撮影/大倉英揮>
【岡部のぞみ】
大学卒業後、大手出版社で女性週刊誌・月刊誌の編集、創刊を経験。2016年にはライフスタイル動画マガジンを立ち上げ、編集長を務める。現在は出版社で広告の仕事に携わる傍ら、ウェブメディア「Paranavi」プロジェクトの立ち上げを企画