日給9000円の草むしり、墓参り代行…副収入になる意外なお仕事
コロナウイルスの影響で収入減、に悩まされている人も多いだろう。世界恐慌の足音すら聞こえ始めた今、1円でもお金が欲しいと思うのが正直なところだ。そこで即金性の高い副業を多角的に大調査。その実態を探った!
夏場に需要増の草むしり。給料アップも!?
最近、密かな人気を集めている草むしり代行サービス。「昔から土いじりが好きで、調べたらバイト募集中の業者があった」と始めたきっかけを話すのは、副業歴3年の食品メーカー社員のT谷さん(35歳)。
「毎年5~9月限定で月4~5日働き、作業時間は1軒あたり1時間半~2時間半。1日3~4軒回り、日給は9000円です」
主に高齢者宅や空き家になった実家の草むしりを担当しているが、庭の広い家もあるので電動草刈り機は欠かせないという。
「刈払機取扱作業者という資格があり、一日講習を受けて取得しました。無資格でも電動草刈り機を扱えますが、私の場合は資格手当で日給が500円増えました(笑)。受講料は9000円ほどかかりますが、これから始めるなら取っておいて損はないと思います」
土木会社や園芸会社のほか、便利屋などの業者が募集している。個人でも行えるが、鎌や電動草刈り機を自前で用意する必要がある。
代行業はサイト経由がおすすめ
「特殊なスキルのない人でもできるのが『代行業』です」と笑うのは、京都近郊を中心に、個人で買い物や墓参りなどの代行業を請け負う川村憲太朗さんだ。
「代行業の相場は、1時間3300円に出張費3300円が加わるので、1時間の買い物代行なら6600円が相場です。副業としてやるなら、週2回、1日1、2件仕事を受ければ8万円は稼げるはずです。引っ越しや運搬などの場合はスキルも必要ですが、買い物代行や墓参りなら始めやすいです」
難関は最初の仕事を見つけること。川村さんの場合は、知人の紹介やFacebook、自分のサイトのほか、地域業者仲介サイト「くらしのマーケット」を利用している。
「サイト経由で成約すると手数料が発生しますが、顧客獲得にはオススメです」
電話やメールで仕事を受けることが多いので、客の要望や意図をきちんと理解する能力が必須だが、一度ついた客は、その後は直接やり取りすれば手数料もゼロ。募集を出すことから始めよう。
<取材・文/週刊SPA!編集部>