クールビズで「だらしない人」と「オシャレな人」の決定的な差
夏の季節になり、クールビズで仕事をしているビジネスパーソンも多く見かけるようになった。通常より楽な装いのためか、ついつい身だしなみが緩みがちだ。
なかなか正しいルールが決めにくいため、模範例が存在しないクールビズ。そこで今回は株式会社ステージアップ代表取締役社長で、イメージコンサルタントの逆井直人氏に「さすがに誰から見てもNG」といった例と、その理由を解説してもらった。
カジュアルさとの線引きが難しい
クールビズでも客先に出向くときはネクタイをして行くというこだわり持つ人もいるが、最近ではクライアント側からクールビズで来てほしいと依頼されるケースもある。
逆井氏も「一定のルールで縛るのは難しい面がある」と考えているようだ。
「クールビズの対応はケースバイケースです。勤め先の方針がどの程度までカジュアルさを許容するのか、それによって一概に言えない部分もあります。ただ、気を付けなければいけないのは、どのような場面においても、自分の見た目や印象には責任を持ち、自分で管理しなければならないということです」(逆井氏、以下同)
だらしないと思われないためには
まず上半身について。ノーネクタイでだらしなく見えてしまう首元の対処法は。
「単にネクタイを外しただけの状態では、『楽をしている』『手を抜いている』だけの印象になりかねません。特に襟には糊(のり)を使うなど、きちんとアイロンのかかったシャツを。
身幅や腕の太さ、長さなど、体に合わないシャツを着ているとだらしない印象になりますので、シャツこそオーダーでそろえることをおすすめします」
薄手の素材のワイシャツだと、Tシャツが透けて見えている人、首元から覗いている人も多い。
「本来、ワイシャツの下に下着は着ないものです。しかし、日本の気候、特に夏場の気候を考えると、脇汗や背汗で暑苦しく不潔な印象にもなりかねませんので、一概に下着がNGとは思いません。真夏は透けないベージュで、縁が切りっぱなしの下着をつけることをおすすめします」