渡部建と東出昌大。妻が請求しうる慰謝料が高いのはどっち?
全員に慰謝料を請求できるのか
法律上でも、不貞の相手が1人の時よりタチが悪いということがわかりました……。ちなみに佐々木さんは不貞相手の女性全員に対して慰謝料を請求できるのかも気になります。
「不貞行為は渡部さんと相手の女性による『共同不法行為』にあたります。共同不法行為の加害者である不倫相手の女性全員に対し、佐々木さんは慰謝料の請求が可能です」
今回の騒動で特筆すべきは、不倫の報道が出る直前にすべての出演番組を降板した点です。東出さんの時は報道があってから、テレビ局やCMスポンサー側から降板や契約解除などの動きがありました。
渡部さんのように、降ろされたのでなく自ら事前に活動自粛した場合でも、損害賠償は発生するのでしょうか?
番組降板による損害賠償は
「番組出演などの契約は、出演期間や契約の有効期間が定められているのが通常です。そのため、渡部さんサイドから一方的に番組降板すること自体、損害賠償義務が発生する可能性が高くなります。
また、事後的に見れば、番組降板の理由は渡部さんの不倫スキャンダルが原因であることは明らかです。そして、タレントが社会的なスキャンダルを起こした場合、番組サイドがタレントに対して降板を請求でき、かつ降板による損害賠償を請求できる規定が定められていることが一般的ですから、今回のケースでも損害賠償義務を負う可能性があります」
今回の騒動で、相方の児嶋一哉さんはラジオの生出演で涙ながらに謝罪し、佐々木希さんは自身のインスタグラムで謝罪しています。
6月16日時点で渡部さんは所属事務所・人力舎のサイト上で「家族を深く傷つけ、また、普段お世話になっている仕事関係の皆様、応援をしてくださる皆様に対し多大なご迷惑をおかけしたと大変猛省しております」と述べています。
まだまだ聞きたいことがあるので、次回「渡部建『多目的トイレ不倫』は法に触れるのか? 弁護士に聞いてみた」も引き続きこの件に関して後藤弁護士に話を聞きます。
<TEXT/林加奈>