面接では「自分自慢」を話すべき。就活のプロ2人が明かす<ただの元人事×西島悠蔵>
ガクチカの本質は、自分自慢すること
最後は、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)について。ガクチカの本質は「自分自慢」だと、元人事さんは分析しています。
「自分の中で胸を張れるものをみんな1個くらいは持っていると思います。自分が体験したことを話していると、言語化した時に一番わかりやすいし、人事を魅了するような言葉になってきます。もちろん自分自慢を、よりわかりやすく伝えるような工夫は必要です」
西島さんも、この意見を支持しつつ「人事や世間一般に好まれるようなエピソードに寄せすぎないほうがいい」と語ります。
「自分が立てた目標に向かってやりきった体験が大事です。この成功体験を持っている学生は強いので、しっかりアピールしていくといいですね」
就職活動は、自己成長の良いきっかけに
「就職活動をしっかりやりきることで、コミュニケーション能力や、思考力など、自己成長に繋がる」と、最後にお二人は語っていました。常に学生に寄り添っているからこそ、時に真面目に、時に冗談も飛ばしながら、本音でコミュニケーションを取っている姿が印象的でした。
そして、約60分に渡るオンラインセミナーが終了。夜も更けて、この後はプライベートタイムに……。
多くの学生はそのままルームに残り、お酒を酌み交わしながら深夜枠の話にも花を咲かせていました。普段では聞けないような大人たちのリアルな話に、学生たちも学ぶことが多かったのではないでしょうか。
<TEXT/黒岩秀利>
【西島悠蔵】
パイロット、キャリアアドバイザー、人事職を経て、現在は、製造業の人事課長となる。地方や海外に住む学生のためのオンライン就活サービス「オンライン就活」の運営を務め、オンラインキャリアセミナーを開催。Twitter:@NishijimaYuzo
【ただの元人事@裏垢】
大手都市銀行勤務を経て、独立。人材コンサルの会社を数名で企業。元人事担当者の視点から就活、転職などキャリアに関する情報をブログ「キャリアサークル」「YouTube」「note」などで発信。
Twitter:@aya_jinnji