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日経平均は4万円台に?「コロナ暴落後」にプロが勧める投資デビュー術

コラム

日経平均75%、NYダウ25%の比率で買うワケ

 誰も相場の大底を当てることはできませんが、毎月定額積み立て(ボーナスごとに追加できればなおいいですね)することで、結果的に相場の大底で最もたくさん株を買えることになる。これも長期定額積み立てのメリットです。

 じゃあ、何かを買うか? フィナンシャル・プランナーと呼ばれる方々の中には「分散投資が大切」といって、株や債券に均等に投資する「バランス型投信」や、世界中の株式に投資するような投信を勧める人もいらっしゃいます。

 でも、グローバル化が進んでいる今、米国や日本の株が下がっているのにヨーロッパや中国の株だけ上がるなんてことはないでしょう。また、空前の低金利で債券投資にはまったく魅力がありません。

 先進国の債券ファンドに投資するぐらいなら、銀行預金で十分。そう考えると、日経平均株価に連動するインデックス型の投資信託に75%、米国NYダウ平均株価のインデックスファンドに残り25%という比率で投資するのが最適でしょう

クセになるのが積立投資の魅力

投資 貯蓄

 長期積立投資の一番いいところは、わざわざ解約・売却しないと、そのおカネを使えないところです。銀行の預金残高におカネを残したままだと、ついつい、飲み代やファッション代に使ってしまいがち。その点、積み立て投資ならおカネでない資産をおカネにするひと手間かかる。その手間のおかげでおカネを浪費しなくなるのが、資産を増やすコツなのです。

 また、積立はクセになりやすい面があります。積立を始めてしばらく経つと、資産が増えていることそのものが楽しくなってくるのです。筋トレをやると、どんどん筋肉が鍛えられますが、たいていの人は、それによってますます筋トレに力が入ります。それと同じことです。

 で、クセになると何が起きるでしょうか。最も望ましいのは、無駄遣いをしなくなることでしょう。飲みに行ったり、洋服を買ったりするときに、「この金額、さらに積立に回したほうがいいのでは」と思うようになるんですね。

 これが、幸福度という意味でいいことかどうかはご自身で考えてみる必要がありますが、資産形成という意味では当然プラスです。

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